今年度のJCOB会の会長を務めているから、現役の今年度最後の例会にも出席して欲しいということなのだろう。
案内には「活動報告例会」と書いてあるので、私は「卒業会員卓話」の例会なのだと思い込んでしまったのである。
「卒業会員卓話」の例会というのは、40歳で卒業する会員が、JCでの思い出や活動内容を3分間スピーチで話すという例会で、毎年12月に開催されている。
「活動報告例会」という名称から、すっかりそう思い込んでしまったのだ。
私達が現役の頃の「卒業会員卓話」は卒業会員数が30名前後も居て、人数が多かったし、3分間スピーチとは云ってもほとんどの卒業会員が思い入れが深いものだから当然時間をオーバーしてしまう。中には20分間も話す豪の者が居たりして、やたらと時間が掛かる例会であった。
それでも、自分と一緒に活動してきた卒業会員の話を聞くのは為になったし、卓話には卒業会員の人間性が現われて面白い例会でもあった。
今年の卒業会員は14名であるから、一人5分間としても70分間以上は優に掛かるであろう。だから17:30からという早い時間からの例会なのだと思っていた。
私は卒業してから既に16年も経っている。現役の活動内容も詳しくは知らないし、一緒に活動している訳ではないからきっと眠たくなる例会になるだろうなぁと覚悟していたのだった。
かなり気が重い状態で会場に着いたら・・・。
どうも雰囲気が違う。どうやら卒業会員を送りだす「サヨナラパーティ」の様である。例会の名称が我々が現役の頃とは変わったらしい。
我々が現役の頃の「サヨナラパーティ」は相当に顰蹙をかうような内容のドンチャン騒ぎであった。いつ頃から始まったのかは知らないが、誰かがビール掛けをする様になって、会場がビール臭くなってしまったのだ。
この12月は宴会のカキイレドキである。JCのサヨナラパーティに会場を貸すと、絨毯はビールでビチャビチャになるし、臭いも取れないから翌日の貸し館に影響を与えるから、会場側からJCのサヨナラパーティには会場を貸さないと締め出されたこともあるほどだ。
ひょっとすると「JCサヨナラパーティ」と云う名称だと、どこの会場も貸してくれなくなったから「活動報告例会」なんていう名称に変更したのかもしれないなぁ〜。
今の現役は大人しいから、悪名高きビール掛けも無くなっているようである。現役会員の人数も3分の1に減っているから、その分エネルギーも小さいようだ。
久し振りにサヨナラパーティに出席してみて、懐かしさも感じたし、現役時代のことを思い出して、楽しいひとときを過ごすことが出来たのであった。