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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-04-13-Monday 投票結果

7人が乱立した道議選帯広市区の開票結果を見ると、

一位で当選した民主党の三津丈夫は、候補者が一人だったのに、たったの17279票しか取れていない。勝った勝ったと喜んでいられる様な甘い状況ではないだろう。全国的な民主党の凋落傾向は帯広にも及んでいるのかもしれない。

ニ位に入った自民党公認の清水拓也が14033票、5位の伊賀淳貴が9350票、自民党公認に漏れて無所属で立候補した上野庸介が4位で9729票、同じく無所属で立った編田照茂が7位で6262票、この4者の合計票数は39374票、これを2で割れば19687票であるから、単純に考えれば、自民党は2人の候補者なら2議席を取れた計算になる。

4人が争ったから、票の掘り起こしが出来たという見方もあるから、もちろん単純に数式だけで分析する訳にはいかないが・・・。

漁夫の利を得たのは12063票で3位で滑り込んだ、無所属候補ではあったが、新党大地系の現職の山崎泉であったことが分かる。

選挙と云うものは「運」が左右することがあるが・・・。

結局、自民党の乱立は他者を利しただけであった。

自民党の公認候補に漏れた2人は、自民党十勝支部の決定に、いわゆる造反して無所属で立候補したということになるわけだが、逆らう以上は絶対に勝たねばいけなかった。

勝てば官軍だから、当選後に自民党に復党という線もあるだろうが、負ければ賊軍である。次点と3位との得票差は2334票あった。これだけの差をつけられての負けでは、自民党惨敗の責任論が出てくるであろう。

それにしても、自民党の調整力の無さは問題であった。

トップに立つ人間が自身の恋愛で、心ここに在らずで、フラフラしていたのだったとしたら、まとまるものもまとまらない。政治家失格というよりも人間として、公の立場と私の立場とをしっかりと区別できなければいけない。

北海道知事選挙の方は、もう少し接戦になるかと思ったが、開票率90%の時点で30万票もの大差が付き現職の高橋はるみが勝った。

私は、佐藤のりゆきの敗因は鈴木宗男とのやりとりにあったように感じている。鈴木宗男は共産党の応援に対して保守票が逃げると猛反発したが、その、鈴木自身の影響力誇示のための恫喝的なパフォーマンスに対して、佐藤候補の態度がイマイチスッキリしなかったことが影響していると思う。今時の共産党に対するアンチよりも、むしろ鈴木宗男に対するアンチの人数の方が多かったんじゃぁないだろうか。

佐藤氏が当選したら、鈴木宗男が影響力を発揮するのじゃぁないかということへの拒否反応があったように思えてしょうがない。

まぁ、まだこれからも選挙はまだ続く、税金で自分自身の生活を為すために議員になるような人間だけは選びたくないものだ。