ようやく終わりを告げる。
選挙と商売の相性の悪さは昔から言われていることだが・・・。
3月の卒業、転居などによる送別会シーズン。
4月の入社などによる歓迎会シーズン。
この両方ともに、かなりの客数減少の影響を受けているのではないだろうか?
帯広市議選は定数29人に対して35人が立候補しているから6人が落選するとあって、当落線上にいると感じている候補者は必死の様相で、中心街を選挙カーで回っているようだ。
我が家の前の道路にも随分と多くの候補者が通っていくのだが、思わず噴き出してしまった選挙カーがあった。
女性の声で「帯広市議候補の○○の家内です。どうか助けて下さい」と言いながら車で走っているのである。
妻は「何で私があんたの旦那を助けなきゃならないのよ!」と呆れていたが、もっともである。
「家内」ということは候補者の奥さんであろう。
政治をしているのは夫であろうに・・・。
政治家の妻は政治とは直接関係がないはずだが・・・、
一般庶民を助けるのが政治家の仕事であろう。それを「助けて下さい」というのは一体何を助けるのであろうか?
それこそ、自分の生活費に使うから、夫を政治家にして下さいとでも言っているのだろうか?
こんな妻を乗せて、こんな恥ずかしいことを連呼して街中を走る候補者の意識レベルの低さに愕然としてしまった。
こんな恥知らずな人間しか立候補していないのかと思うと情けなくなってくる。
俗に「ウグイス嬢」と呼ばれる選挙カーに乗り込んで「○○をよろしくお願いしま〜す」と連呼している女性達も、選挙戦が終盤になると、声も枯れ気味になり、とてもウグイスとは云えない声になる。
おそらく、連日の選挙運動によって、候補者に感情移入して、声を枯らしてしまうのかもしれないなぁ〜。
政策を伝えずに、名前だけを連呼するような人間には私の清き一票は入れたくない。