第43回総会が10日、市内のはげ天で開催された。
43回と云うことは44年間も続いているということでもある。会長職も初代は北日本ビルの長谷川信二さん、2代目が私の父、3代目が野村ビルの野村耕一さん、そして私が4代目の会長である。
帯広市内はビルがドンドンと取り壊されており、会員のビルそのものが消滅していくので会員数は減る一方なのである。おまけに会員が高齢者になってきて、会合に出席することがシンドイと云って、委任状を提出するだけで欠席する者が増えている。総会といっても、今回の出席者は8名と云う少人数なのである。
前々年は、地元の建築家や清水建設から設計に携わる社員を講師として招いて、ビルの地震対策や補修などの勉強会もやったが、前年度は何も活動らしい活動もしなかった。
このところは総会の後の席で懇親会として、会食をし、情報交換をするのみである。
先週、帯広市内中心部のビルで、水道管メーターの線が切断される事件が多発した。会員のビルでも被害に会ったビルがあったが、まだ犯人は捕まっていないようだ。
一体何の為に水道管のメーターの線など切って歩くのだろう。切断するには、プロが使うような大きなペンチが必要だとのことで、一般家庭にあるようなペンチではなさそうだと云う情報である。
メーターを設置する会社の社員が、仕事を増やす為にやったのではないか、なんて冗談も出ていたほどであった。
丁度、タイミング良く、この日の十勝毎日新聞に、このところ市内中心部で異臭がするとの記事が載っていた。以前のこのブログにも書いたが、ドブ臭い臭いがするのである。
おそらく、飲食店ビルの下水処理に問題があるのではないかと思っていたが、どうやらこの予想が当たっていたようだ。
会員のビルの中にも、地下のピットの清掃をやったことがないというオーナーもいたのだった。
意識の低い飲食店などは、へっちゃらで下水に流してはいけないモノを流す人がいる。ビルオーナーは、そういったテナントに対してもキチンとした対応をしなければいけないのである。
自分のビルは自分でしっかり守るという意識が必要なのだ。
年に一度は、こういう情報交換の場も必要なことであると再認識したのであった。