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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-10-13-Tuesday マッドさん

ヤフーオークションで面白い絵を見つけた。

キャラがたったモンスター達の絵である。ハロウィンに飾るには格好の絵であると思った。

私は、小学6年生からマジックを始めたが、当時の帯広にはマジックを教えてくれる先生が居なかったので、独学で学び、練習するためにマジック関係の書籍を買い始めたのであった。

初めは、町の本屋さんに売っている「手品入門」なんてタイトルの子供向けの本であった。すぐに物足りなくなり、大人向けの奇術の本を買ったのだが、これも内容がイマイチで物足りなかった。

高校生の頃に「金沢文庫」と云う大層な名前の出版社が、かなり専門的なマジックの本をいくつか出版し、その内の一冊、「クロースアップマジック」と云う本でしばらくは関心がもったのだが、やがて飽きてしまった。

大学に入ってからは、毎週、神田神保町の古本屋に通っては、マジック関係の古書を買い漁ったのだった。

学生時代に、すでにマジック関係の蔵書は150冊を越えていたほどであった。。

大学3年生の時に、大学のマジッククラブの発表会の演出をやったのだが、その発表会の題名は「マジカル・ミステリー・ショー」で3部構成の内の第2部はモンスターにマジックを演じさせる趣向であった。

子供の頃に、映画大好き人間だった父に連れられて、クリストファー・リーが演じるドラキュラ映画を見たのだが、怖くて怖くて、吸血鬼に噛まれない様にと、以来、首に手拭いを巻いて寝たものだったが・・・。

神田の古本屋で、発表会用にモンスター関係の書籍を探している内に、モンスターがすっかり大好きになっていたのだった。

マジッククラブの発表会の第2部は、①魔女の空飛ぶホウキ、②セムシ男の魂の玉、③ドラキュラの骸骨ゾンビボール、④雪女、⑤番長皿屋敷のお菊、と云う構成である。

この演出はすごく観客に受けた。特に「雪女」はかなりの評判を取った作品である。

そんなモンスターに思い入れ深い私が、ヤフオクを検索していたら、マッドジョンソンさんと云う画家が描いたハロウィンのモンスターの絵を見つけたのだ。

いわゆるオドロオドロシイ恐ろしいモンスターの絵ではなく、キャラがたったモンスターが楽しげな雰囲気を醸し出していてユーモアを感じたのである。一目見て気に入り落札をした。

支払い方法や送付先などの連絡をする文章に、マジック博物館を作っていることを書いたら興味を持ってくれたようで返事がきたのであった。

「マッド」というので、SF小説や映画などに出てくるマッドサイエンティスト(気狂い科学者)を連想したのだが、マッドさんが実は気の良い日本人であると云うことが分かった。

彼が描くモンスターがマジックを演じている作品もあるので、ヤフオクに出品すると云う。

出品された「モンスターマジック」という一連の作品もとても気に入ったので落札したのであった。

博物館に飾るサイン色紙をお願いしたら、描いてくれると云う。実に嬉しいことだ。

これでまた「仮称:マジック博物館」に目玉展示物が増えた。日々ドンドンと良い方向に進んでいるように感じるている。