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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-10-18-Sunday マコママ4

マジックの師匠である故ジミー忍師夫人の

マコママが帯広に来て「仮称:マジック博物館」の展示の手伝いをしてくれている。

「坂もっちゃんだけには、任せられない、自分も展示をやりたい」と言うのである。

17日の土曜日は、私の会社は休みなのであるが、マコママと10:00から作業を開始した。

ホテルでジッとしていても仕方がないからと、早朝からやる気満々なのである。

午前中に2時間の展示作業を終えて昼食に蕎麦を食べに行った。マコママは昔から肉類をまったく口にしない人なので、せっかく肉の美味しい十勝に来てもらっているのに、食べさせる楽しみがないのが残念である。

それでも蕎麦は大好きだから、いろいろな蕎麦屋に連れていくことにした。

蕎麦を30分で食べ終えたら、すぐに戻って展示作業をやると言う。少しはゆっくりやりましょうよと云うのだが・・・。

興奮して、どうしても、ジッとしていられないようである。

午後は13:00〜15:00まで2時間の作業をしてから、15時のおやつタイムに六花亭の喫茶部に行く。

ここでも40分で出て、すぐに展示作業をやると言う。私は普段から1日に1〜2時間程度しか作業をしていないから、こんなに長時間も展示作業をやっていると疲れてしまうのに・・・。

おやつの後は15:50〜19:00まで作業が続いた。私が「もう今日は止めて晩ご飯を食べに行きましょうよ」と言って何とか終了することが出来たのであった。

マコママの集中力は、あいかわらず物凄い!

この2日間の間に、私の1ヶ月分の作業をやったのではなかろうか。

これで12月3日のプレ・オープン式の目処が立ったので、マコママも一安心したと言う。

夕食を食べながら、昔話をしている時に思い出した話で、1988年に、シークフリート&ロイと云うマジシャンが来日し、汐留のJR跡で長期間のマジックショーをやっていた時のことである。私は上京して観に行ったのであるが、その帰りに新橋演舞場の前を通ったら、新派特別公演、水谷良重主演「松旭斎天勝物語」の看板が目に入った。窓口で尋ねてみると当日券があると云うので入場したのである。

その劇中で、明治のスーパーマジシャンで日本近代奇術の父と云われる松旭斎天一の役を、松本幸四郎さんが演じていた。

松本幸四郎さんは燕尾服を着て「鳩出し」のマジックを華麗に披露していたのであった。マジックの素養がまったく無い人が1週間程度習ったところで鳩出しは出来ない。幸四郎さんはマジックが好きなのではなかろうかと思ったのだ。

その話をしたら、マコママの長男の駒田一ちゃんが、今、帝国劇場で松本幸四郎主演のミュージカル「ラ・マンチャの男」の従者サンチョ役で出演している話になったのである。

「仮称:マジック博物館」には、マジックに関わりのある有名人のサイン色紙を飾るコーナーがあるが、ここに松本幸四郎さんのサイン色紙も飾りたいね、松旭斎天一役をやってマジックまで披露したんだから資格は十分過ぎるほどだからねぇと云うことになっていったのだ。

すぐ、その場で駒田一さんに電話して依頼したのであった。果たして幸四郎さんは書いて下さるだろうか?

「仮称:マジック博物館」の名称もそろそろ決めなければならない。マコママと色々な名称を並べて検討してみたのだが、やはりマジックはシンプル・イズ・ベストだろうということになり「マジック・ミュージアム」でいこうよと云うことになったのであった。

名前も決めたことだし、その後は昔話に花が咲いておおいに呑んだのであった。