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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2015-11-10-Tuesday 演劇

倉本聰の富良野塾出身者が演じる

演劇「シコバラ」が10日帯広の文化小ホールであったので妻と2人で観劇してきた。

この劇団には帯広市出身の松本りきさんと云う女優が所属しているが、父親とは青年会議所で一緒であったし、家の娘と同じバレエスタジオに通っていた関係で母親とも接点がある。

もとより演劇などの生のステージ物が大好きであるから、どんなジャンルのものでも、帯広での公演の機会があれば、よく観に行っているのだが、富良野塾関係の演劇はいつも松本りきさんの母親が連絡をくれるので、ほとんど欠かさずに観ているのである。

今回は10日前に義父が亡くなったばかりであるが、いつまでも下を向いて生きていくわけにもいかないし、生きて行く以上は楽しく生きていきたいから、気分転換、元気を出すためにもキャンセルしないで観にいくことにしたのである。

今回上演の「シコバラ」の題名は、「仕込み」と「バラシ」である。

弱小演劇集団が、自分たちで劇場の照明や音響などの「仕込み」と「バラシ」をする場面を実際に見せながらの劇である。倉本聰の作品ではないが実験的な、なかなか面白い試みである。

喜劇仕立てであるが、弱小劇団の内輪話を折り込みながら、ホロッとさせようとする場面もあって、なかなか面白い試みの構成であったが、いつもの幕別百年ホールで上演している倉本聰作品の時よりも観客数がかなり少なかった。

やはり、脚本家のネームバリューというものなのだろうか?

10人弱の出演者であったが、裏方分も考慮すると、一人2千円の入場料で、小ホールを満杯に出来ない状況では、劇の中の弱小劇団とかわらない状況にも思えた。

次回の公演時にはもっと応援してあげなければ・・・。

帯広の人は、もっと生の公演を観たり聞いたりした方が良いと思う。文化っていうのは、そう云う一見すると無駄だと思えるようなところから発生していくものなのになぁ〜。