マコママが、マジック・ミュージアムの展示作業を手伝いに、29日から帯広に来てくれている。
昨日、ミュージアムに到着したは夕方であったので、この日は翌日からの作業工程の確認をしてから夕食を取りに行っただけであったのだが・・・。
9時から義父の初月忌法要でお坊さんが妻の実家にお参りに来る。それが終わってから、10時にホテルに迎えに行ってミュージアムに入った途端に「さぁ〜やるでぇ〜!」と一声出してから前掛けをしめてやる気満々である。この日は朝からマコママのテンションがやたらと高い。
とにかく通路上に置いてある荷物をまずは全部片付けることにした。以前にマジック用品の分類に使用していた黄色いイモカゴに荷物を入れていく。
ところが、箱を開けていくたびに「アッこれもモッタイナイから飾ろうよ!」と私が一旦仕舞った道具を出して来る。
展示道具が増えるとショーケースの中の配置を変えなければならなくなるし、一ヶ所を変えると、バランスが崩れるから全体を変えなければならなくなる。
「せっかくだから飾ろうよ!」と言われるとダメだとも言えない。
ショーケースの中身を変えながら展示作業をする。
画廊に、吉行淳之介の「手品師」と云う希少本の中の横田稔の挿画を額装を依頼してあったものが届いた。
1ヶ月以上も前に頼んであったのだが、なかなかデザインが思うようにいかなくて時間が掛かったと云う。プレ・オープン式には間に合わせると言っていたのが、今日になったのだ。
貴重品を展示してあるショーケースに展示することにしたが、これも以前に飾ってあったものをズラさなければ入らない。
狭いショーケースの中に入っての作業はけっこう大変な作業なのである。
どんどんと新しい仕事が増えていくが、マコママは精力的に作業をしていく。展示が楽しくて仕方がないと言う。嬉しいことだ。
昼食も30分で済ませて、すぐに作業に戻るし、3時の休憩も甘いものは食べないからいらないと言って、ほとんど休まない。
夕方6時まで、ビッチリと作業が続いたのであった。
マコママは肉類をまったく食べない人だ。魚や野菜も量はほとんど食べない少食家である。だから、せっかく食べ物の美味しい十勝に来ているのに夕食に連れて行き甲斐のない人なのである。
食事はほとんど食べないでお酒でお腹を膨らませているかのようだ。
マコママに「いつも何を食べて栄養を摂っているの?」と聞いたら「霞みと人を喰っている」と笑って言うが・・・。
本当にこんな食事で大丈夫なんだろうか。少し心配である。