歴史に興味があることと、展示の仕方を研究するために妻と二人で昼食を取りがてら見に行った。
松浦武四郎は江戸後期から明治にかけて活躍した探検家であり、著述家でもある。現代で云えば冒険家&旅のリポーターとでも言った方が分かり易いかもしれない。
江戸後期に蝦夷地探索を何度もして「北海道」の名付け親としても有名である。
「十勝石」と云う黒曜石の名前を付けたのも松浦武四郎と云われている。
十勝毎日新聞社の所蔵する松浦武四郎関係の物品を展示していると云うから、当初はあまり期待していなかったのだが・・・。
見て驚いた。北海道の一地方の一新聞社が所蔵している資料としては超一級品である事は間違いない。
私は、古地図や古書籍のコレクターでもあるから、その価値の高さが良く分かる。
どうして、勝毎がこんなスゴイ資料を持っているのだろうか。
今回の展示に際して、勝毎の倉庫を調べた結果出てきたと云う松浦武四郎の書いた原書が展示されていたのだが、これはすごい発見であろう。
それこそテレビ東京の人気番組「開運!何でも鑑定団」にでも出品したら相当な値段が付くであろうと思う。
とても良い目の保養と勉強になった展示会であった。