だが、・・・。
今年の正月は、服喪中ということもあって、いつもとは様相がかなり異なる。
おめでとうとは口にしないし、神社への参拝にも行かない。長女が帰省していないからいつもの家族写真を撮影しに写真館にも行かない。
母と私達家族の5人で、「今年もよろしく」とだけ言って、お雑煮を食べただけであった。
仏前に供えた日本酒を全員が口にしたので、車でどこかに出掛けるわけにも行かないから、まずは、徒歩1分の距離にある妻の実家を訪ね、義母に新年の挨拶に行く。
前日の大晦日の午前中に、お坊さんが来て、義父の月命日の読経をしてもらったので、息子と二人で義父の遺影を仏壇の上に飾る作業をした。
やや高所恐怖症気味の私一人では脚立に乗っての作業は怖いから息子が戻ってくるのを待っていたのである。
昨日の夜に届いた十勝毎日新聞の元旦号に「マジック・ミュージアム」の記事が大きく写真付きで掲載されていたし、第7部のChai・KIDS号にも中心街の紹介で掲載されていた。
今年は、またまたメディアに多数取りあげてもらえるような感じがする一年の始めである。
母の家の前に妹の車が停まっていたので、妹の家族が挨拶に来ているのだろうと思い。そのまま母の家に行く。妹の長女の旦那さんも一緒で5人がいた。そこに弟の家族3人が来た。母の家に13人が集合したのである。
家族の誰かが亡くなり、誰かが結婚して子供が生まれていく。家族とはそういうものである。何ものも新陳代謝があるから続いていくのだ。
昼になって自宅に戻って昼食を取るが、私は息子がお土産に買ってきた名古屋の味噌煮込みうどんを作って食べるし、味噌煮込みうどんが嫌いな息子はコンビニに弁当を買いにいく。元旦そうそうバラバラである。
何処かに出掛けるわけでもないから、家でテレビを見ているが、つまらない番組ばかりで時間が経つのがやたらと遅く感じる。
こんな暇で退屈な正月は初めてである。