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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-02-02-Tuesday オカルト

私のブログの愛読者の方から

先日の「フィギュア」に関連して「オカルトにも興味があるのか?その方面の資料は持っているのか?」と云う質問をもらったので答える。

まずは私の「オカルト」に対するスタンスから答えねば、誤解をされてしまう危険性があるだろう。

一口に「オカルト」と云っても幅がある。神秘主義から心霊、魔法、超能力などのことを言うだけなのかと思っていたら、予言、宇宙人、UMA(未確認生物)から古代文明まで、現在では範疇がやたらと拡がっているようだ。

私の興味は、もちろん小学6年生の時から始めた「マジック」から入っている。

この「MAGIC(マジック)」には手品・奇術・魔術・魔法などの訳語があるので、魔法使いや魔女などに関心が向かうのはごく自然のことである。

高校1年生だった1973年に五島勉が書いた「ノストラダムスの大予言」が驚異的な大ベストセラーになり、日本中が「1999年7の月に世界が滅亡する」というノストラダムスの予言の話題で持ち切りになり一大ブームが起こった。

まぁ、ノストラダムスの予言と云うのは解釈する人によって、てんでバラバラの異なった解釈があって、この1999年に世界が滅亡すると云うのは五島勉の解釈の仕方であり、とんだ間違いであったが、これに影響された人は多く、かのオウム真理教もそのひとつであるが・・・。

その翌年の1974年に、かの自称超能力者ユリ・ゲラーが来日する。

超能力でスプーンを曲げたり、壊れた時計を直すなどのパフォーマンスをテレビでやって、すごい視聴率を稼いだ。

この番組のプロデューサーは、後に、UFO研究家として名を馳せる矢追純一である。

この当時のテレビ局は、現在の様な規制がない時代だったのだろうなぁ〜、フィクションとノンフィクションの境目が無い時代でもあったから視聴者の方でもどこまでが真実でどこまでがヤラセなのかは判別がつかなかったと思う。

後に、マジック界では、ユリ・ゲラーはイスラエルで売れないマジシャンだったことが判明するし、Mr.マリックがユリ・ゲラーよりも上手く完璧にスプーンを曲げて見せて、ユリ・ゲラーが方法を教えて欲しいと言ったとかいう話まで伝わってきた。

マリックも当初は「超魔術」などと云って、マジックなのか超能力なのか判然としない状況で演じた為に、マジック界からスポイルされることになり、後に「あれは、マジックでした」とカミングアウトすることで、現在の地位に戻ってきたが・・・。

この「ノストラダムスの大予言」と「ユリ・ゲラーのスプーン曲げ」は私にとっても大きなショックであり、「世の中には現代科学ではまだまだ解き明かせない事がある」と云う考えになっていく。

しかし、かといって無条件で超能力や霊能力を肯定したわけではない。

マジックのトリックを使えば、能力者と称する人間よりも上手く、また簡単に同様のことが出来るからだ。

まだ、私は目の前で、超常現象を見たことがないから、信じているわけではないのだ。常識的に現代科学では解明出来ていないこともあるだろうと思っているだけである。

しかし、「モンスター」だの「お化け」だの「妖怪」だのというのは、とても魅力的な存在である。

人間の精神的な弱さが造りだしたモノだと考えている。

人間の「脳」に関する研究というのも、まだまだ途上であろう。

だから「オカルト」に関心があるかと聞かれると、オカルトと云う言葉の範疇よりも「不思議」に関心があるのだと答えたい。

関心があるから、「不思議」に関する書籍はあらゆるジャンルで集めている。

2007年4月から「マジック図書館」を造ったが、これを見に来た人から『「月刊ムー(学研)」が少ないね!』と言われたことが癪に触って、古本屋で創刊号から全部(厳密には№8だけが欠号しているが)揃えて、いわゆる大人買いもやったほどだが・・・。

この1979年に創刊された「月刊ムー」は、いわゆる「オカルト肯定派」の雑誌で、私はあまり好きではなかったので、ユリ・ゲラー特集などの超能力モノを数冊所持していただけであったのだ。

まぁ、以来、好き嫌いなくこの方面の書籍に関しては購入しているので、現在の蔵書量はかなりのモンであろうと自負している。