昨年10月末日に93歳で亡くなった義父の遺骨は、四十九日を過ぎると積雪の為に墓に納骨が出来ないでいた。
可愛がっていた孫達が帰郷して来るGWに納骨をしようと決めていたのである。どうせなら大勢が居る時にやった方が義父も喜ぶと思ったのだ。
11時に墓石業者とお坊さんに墓地まで来てもらった。
事前に墓掃除は済ませてある。
風は冷たくやや強いが天気は晴れ。ロウソクや線香の火がすぐに消えるほどだ。
墓石の前面を動かすと骨を入れる狭い口があるが、骨を入れていた箱のままだと入らない大きさだ。他の人の骨とバラバラに混ぜてしまうことも出来るが、妻が分けて欲しいと云うので、事前に布製の巾着袋を用意しておいた。これに骨を移し替えて納骨をした。
義父は生前に墓の中のこの位置に入れて欲しいと場所の指定を私の妻にしていたと云う。
妻が納骨の場所を確認してから墓石を基に戻して、お坊さんの読経の中で順番に線香をあげていく。
義母は車椅子なので、お墓の段を上がれないので、墓前で焼香する。
納骨を終えた後で、参加者全員でお坊さんを交えてホテルのレストランで食事会をする。
話をしていると、妻の伯父が入院していたとか、私の母が入院したとか、そんな病気の話ばかりである。
そう云う年齢に達したということであろう。
食事会の後に、母の入院先に見舞いに行く。一人だけで個室に居ると話し相手がいなくてボケてしまいかねないから、なるべく頻繁に顔を出すようにしているのだ。
自宅に戻ってから、子ども達のリクエストで焼肉を食べに行く。本州の焼肉と帯広の焼肉では、ボリュームも値段も味もまるで比較にならないと云う。やっぱり十勝の肉は最高だと言って喜んでいた。
次はお決まりの温泉である。美味しい食べ物に温泉、なんて贅沢な暮しを十勝人はしているのだろうか。