のセミ・オープン期間の77日間が昨日9月30日をもって終了した。
この間、故ジミー忍師夫人のマコママこと「こまだまこ」さんが、77日間休みなく全ての日に受付(嬢?)をしてくれた。
全日程を終了したので、ここで総括をしてみよう。
当初の来場者の目標は、1日10人として77日間で770人と云う数字であった。8月までは順調に推移して来たから目標達成は十分に可能かと思っていたのだが・・・。
8月末の複数の台風が十勝を直撃襲来したことによって、交通網が寸断されたことの影響が大きかったのだろう。9月からはパタッと来場者が止まってしまった。
結局、最終来場者総数は598人(この内380人が入館料を支払って入場をしてくれた)に留まったのであった。
マコママからは「館長が受付に立っていると、知り合いの客だと無料で入れてしまうから困る。貴方は事務所に居てちょうだい」と言われたが、確かに招待券と無料で入れた客数が218人も居たのでは運営は厳しいことになるなぁ〜。
来場者には芳名帳に住所氏名などを書いてもらったが、関西、中京、関東方面からの客が多かったのには驚いた。
マジックマニアという人達のエネルギーの高さには正直驚いた。マニアの人達の見方は、ジ〜ックリと見る人が多い。2〜3時間も見続けている人もいたほどである。
中には遠方の客なのに4度も見に来たマニアが居た。この人以外にも複数のマニアがリピーターとして複数回訪ねてくれたのは嬉しかった。
やはり「日本唯一の施設」と云う謳い文句はかなり効果が大きかったようである。プレ・オープンの期間中も毎日の様に全国から、トランプやらフィギュアやらが寄贈されて来た。今後ますます展示物は増え続けることであろう。すでに展示スペースが足りなくなっている。もっと広い場所に変える必要も考慮しなければならないかも・・・。
アンケートも取ったが、感想は総じて「スゴイ量の展示物ですね!」「こんなに広いとは思わなかった!」「展示物がバラエティにとんでいて面白かった!」と云う好評が多かった。
苦情らしい苦情と云うのは無かったのだが「マジック用品は売っていないのか?」「プロマジシャンの実演が見たかった!」などの意見があった。
また3階にはトイレを設置していないので、いちいち4階まで行ってもらっていたが、これが不便であった。
今後の課題としてトイレの設置は必要であろうなぁ。
マジック道具の販売は、経験上、帯広市の人口数では難しいと考えている。むしろ、「缶バッチ」「ガチャポン」などのミュージアムグッズを販売するように計画しようかと思っている。
プレ・オープン期間は休み無しで運営したので、正直とても疲れた!
10月は休んで、11月から再整備に取りかかろうかと思っている。
全国からは、「このプレ・オープン期間中には来場出来なかったが、冬に北海道に行く際にはぜひ見たい・・・云々」と云うメールや電話を頂いているので、今後は完全予約制にして対応するように考えている。
プレ・オープン期間中の経験やご意見を参考にして、来年のグランドオープンに備えたいと思っている。忙しくもあり、楽しかった77日間であった。