中身はトランプが多い。
マジック・ミュージアムのテレビや新聞などを見た人達から寄贈品が届けられているのだ。
「トランプ」と呼ぶのは日本人だけで、本来は「プレイングカード」とか単に「カード」とか呼ぶのが世界の通例である。
「トランプ」と云うのはカードゲームの際に使う用語で「切り札」的なニュアンスである。
アメリカ大統領候補のドナルド・トランプ氏の名前も、おそらくカードゲームのトランプから来た姓であろうと思われる。
日本人に分かり易くするためにマジック・ミュージアムでも「トランプの壁」と云う名称にして929種類のカードで壁を作ったのだが、これを見た人達が感動してくれて「我が家に死蔵しているトランプをぜひ飾って欲しい・・・」と送ってきてくれるのだ。
プレ・オープンの期間が終了した9月30日からだけでも40組ほどが届けられた。
中には、とても古い貴重なカードがあって、おそらく昭和30年代くらいのモノで、しかも未使用のカードなども入っている。
嬉しくて嬉しく、涙がちょちょ切れるよ〜。
展示の仕方も工夫しなければならないだろうなぁ〜。
プレイングカードを集め始めたら際限がなくなる。世界中でお土産として売っているし、ヴィトンやエルメスやティファニーなどのブランド店でもオリジナルのカードを販売している。
中には、ノベルティ商品として会社の「○○周年記念」とかお得意さんにプレゼントする非売品などもある。
世界中のトランプを集めたら、現在のマジック・ミュージアムの面積ではとても足りないであろう。それだけ数が多いと云うことだ。
しかし、このままの勢いで増え続けると「マジック・ミュージアム」と云うよりは「トランプ博物館」になってしまいそうでもある。
今後、どうやって飾ろうかしら・・・。
嬉しい悲鳴であるが悩ましいなぁ〜。