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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-11-06-Sunday 購買傾向

先日の上京時に、

有楽町、銀座、渋谷、新宿、池袋などの気になった店を見て歩いたが、最近の商売の傾向に感じることがあった。

モノの価格が二極化していることだ。それもかなり極端に。

同じ様なモノなのに、エッと驚くように安いモノ、それとはまた逆に、エッと驚くほど高いモノとに分かれていて、中間の価格帯が少なくなっているような気がしたのである。

最近の若者は、自動車も欲しがらないし、ゴルフなどのお金の掛かるスポーツもやらないようだ。それに加えて、どうやら、最近の若者は、ファッションなどにもあまりお金を掛けない傾向にあるらしい。

バブル経済が終焉した平成に生まれた世代はもちろんのこと、好景気を大人として経験していない、いわゆる「失われた20年」の世代も、未来に対する漠然とした不安からなのか、あまりお金を使わないという。

いわゆる無欲の人達で、その中でも特に所有欲というものが少ないらしい。だから、車を買ったり、家を買ったりと云う大きな買い物もしないようだ。

我々の世代が買ったようなブランドモノのファッションも、今の若者は、ユニクロや西松屋、H&Mやザラなどで事足りるらしい。

一体何にお金を使っているのだろうか?

電車に乗ると、皆が一斉にスマホを取り出して、ピコピコとやっている。どうやらスマホ代にお金を掛けているのだろう。

一方で、子どもが成長して独立し、子どもにお金が掛からなくなった世代は、自分の趣味や好みのモノには、すごい額のお金を掛けているようだ。

しかも、その掛けてる金額が半端ではないのだ。

先日会った友人が持っていたモノの金額を聞いて驚いた。おそらく機能そのものはまるで違う多機能な高級品なのだろうが、同じ様なモノが百円ショップでも売っているのだ。彼なりのコダワリがあるのだろうが・・・。

私も、好きな事にはお金を掛ける方であるから、ある程度までは理解出来るのだが・・・。しかし、この傾向が極端になっている様に感じる。

これからの、物販のショップは、この傾向を見極めないとやっていけなくなるだろう。

かといって、帯広の様な人口の少ない街で、1%程度の人を相手にしての商売は出来ない。

これは、大都会の東京でも、そうとうに難しいことであろう。

店舗にお金を掛けずに、ネット上で世界中を相手に商売する。

そうすれば、少数の趣味人が欲しがるような高価なモノでも、商売が成り立つかもしれない。

フェースtoフェースでの商売は今後益々減っていくのだろうなぁ〜。

ウ〜ム、貸しビル業としても考え方を変えなければならないかも・・・。