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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-11-07-Monday NHKSP

6日21時からのNHKスペシャル

「原発・廃炉への道」を見て愕然とした。

5年前の3月11日に起きた東日本大震災での福島第一原発のメルトダウン事故の後始末がまるで出来ていないとのことだ。

見通しすら立っていないと云う。

現場で廃炉作業に携わる人達の、一日の危険手当が2万円で、それだけで毎日約1億円が掛かっていると云う。

1億円÷2万円=5千人分だから、毎日、廃炉作業に毎日5千人が働いているということになる。

それにしてもだ、毎日1億円、5千人の人件費を掛けながら、作業がまるではかどっていない。

福島の放射能汚染された地域の除染作業も目処が立っていないし、毎日出続ける汚染水処理も、実態は、キチンと処理されているのか疑わしい。

海に垂れ流し状態に近いのではないだろうか?

「デブリ」と呼ばれる放射能物質と原子炉が融けたモノの除去が出来ない限り、放射能は出続ける。このデブリが1〜3号炉でどの様な状態になっているのかの調査すら目処が立っていない。

東京電力が潰れては、運営も保証も出来ないからと政治的判断で、国が税金を使って東電を支えている様な状況である。

こんな状態で、安倍首相はオリンピック招致の時に「アンダーコントロール」とぬけぬけと嘘をついて、2020年の東京オリンピック招致をしたが、このオリンピック招致の際の、コンパクトな、お金の掛からない大会と云うのも大嘘であった。だから今になって、小池都知事が騒いでいる。

この先、いったいいくらの廃炉費用が掛かっていくのかも分からない状態で、その借金は後世に委ねる。この事故後の5年間以後に生まれた。第一原発の恩恵には何一つ与ってこなかった世代に廃炉費用を負担させようというのだからムチャクチャな話である。

日本はこんな状態で、安倍首相は、先日来日したミャンマーのアウンサン・スーチーにも、気前よく何千億円かを出したが・・・。

オリンピックにも金が掛かる。復興にも金が掛かる。廃炉費用はいくら掛かるか分かりません。と云うのはあまりにも無責任過ぎないか?

安倍首相には子どもが居ないから、次世代のことなど自分には関係ないとでも思っているのだろうか?

東電の責任である廃炉に国の金を使うなら、まずは東電の幹部、特に前会長、社長などの私有財産を拠出させてからだろう。

天災だから自分に責任は無いとばかりに逃げることは許されないだろう。

ここは、日本国民も韓国民ばりに激しいデモでもやらなけりゃぁならないぞ。

この番組を見ていて、日本の未来にはまったく希望が持てなくなった。

以前にも予言しておいたが、今度の東京オリンピックを引き鉄にして日本国は破滅するであろう。