大道具の組み立てをしているが・・・。
今年6月に90歳でお亡くなりなった砂川市の整形外科医でアマチュアマジシャンだった吉野繁夫さんのマジックの遺品が2トントラック一杯に積まれて9日に届けられた。
イリュージョンと言われる大掛かりなマジックの大道具と、ステージマジックで使用する箱モノ等の大きめのマジック道具がほとんどであるが、中にはテーブルマジック用の小道具類も含まれている。ざ〜っと見ておよそ300点はあるだろう。
イリュージョン道具には、説明書や組み立て解説図なんてモノはない。
私がこれまでにプロマジシャンの助手などをした経験と、膨大なマジック関係書籍を読んだ知識があるから、組み立てが可能なのである。
これまでに組み立てたのは「ジグザグ美女」「人形の家」「人体交換箱」「人体切断BOX」「人体浮揚」「椅子の人体浮揚」「バスケットの剣差し」「頭の剣差し」などである。まだ数点が手付かずの状態である。
ビル3階のマジック・ミュージアムではスペースが足りないので、とりあえず別の空いている10坪ほどの部屋に入れて、そこで組み立てているが、合わせて、小物類を3階のマジック・ミュージアムに運んで分類作業もしている。
この小物類を片付けていかないと、組み立てるスペースが確保出来ないからだ。それくらい大きい道具なのである。
会社の仕事の合間を見つけては、この作業をやっているが、これが至福のひとときなのである。
組みたてながら、ついつい演技もやってしまうので、時間が掛かってしようがないが、これがまた楽しいのである。
何だか、マジックにどっぷりと漬かっていられる時間が増えて毎日が楽しくて、楽しくて・・・。
「日本唯一」のマジック博物館であるから、今後もこのような寄贈品が届けられるであろう。もっと広くしなくちゃぁならないかな?