遺品整理をそろそろ始めなければならないが・・・。
マジック・ミュージアムの整備を始めてから、その整理に追われて、自宅の私の机の上も、会社の社長室も整理出来ていないから、まるでテレビのワイドショーに出てくるゴミ屋敷さながらの状況なのである。
そんな状況の中、義父の会計事務所に置いてあったブリタニカ百科事典やら美術全集やら、文学全集などの大型本の処理をして欲しいとの依頼である。
現在は会計事務所の倉庫に置いてあるのだが、今時、百科事典でモノを調べる人間などほとんど居ないであろうから邪魔なだけなのであろう。
まずは、妻と一緒に事務所を訪ねて、どんな状況なのかを調べに行った。
妻は本など見ないし、愛着もないから「捨てちゃえば?」と簡単に云うが、本が大好きで、古書店巡りが趣味の私にしてみれば、捨てるのは忍びない。
今日、百科事典は、古書店でも引き取らないと云う。むしろお金を払って引き取ってもらう様な状況らしい。
やっぱりなぁ〜。軽いスマホ1台でどんなことでも調べられる時代であるから、持ち運びも出来ない重たい百科事典は無用の長物の最たるものになってしまった。
せっかく義父が、高いお金を払って買った百科事典が、一円の価値もないなんてモッタイナイではないか。
私としては会社の書棚に飾って置きたい。百科事典を実用のモノとしてではなくインテリアとして使おうと思っているのである。