サヨナラパーティが28日夜に、市内の北海道ホテルで開催された。
今年の会長は昭和35年生まれのメンバーである。生まれ年の順番に会長を輩出しているが、昭和33年生まれの私は2年前に会長を務めたので、以後、行事にはなるべく参加をするように心掛けている。
この会は親睦が目的であるので、年に数回集まって、仲間等と一緒に酒を飲んで会話を楽しんでいる。
例年、くじ引きで景品が当たるアトラクションがあるのだが、私は当たったためしがない。
例によって、この日も当たらなかった。
まぁ、人間、運の総量と云うのが決められているそうだから、こんなところで運を使うのはモッタイナイ。
昭和33年会はいつもは2〜3人の出席なのだが、この日は珍しく6人も集まったので二次会に行こうと云うことになった。私は33年の早生まれだから、学年は32年生まれの連中と一緒である。そこで、32年と33年が合体して二次会に赴いたのであった。
N君が「黒んぼ」に行こうと云う。私は、新築開店してからはまだ行ったことがない。
3000円で飲み放題だと云う。メニューに載っているドリンク類の700〜800円のモノなら何杯でもOKだと云う。
本格的なバーでカクテルを呑ませる場所であるから、一杯目はジェームス・ボンドを気取ってドライマティーニを飲んだのだが、飲み慣れないカクテルは意外と効くものである。二〜四杯目はウィスキーにした。全部異なる銘柄を飲んだが、最近飲んでいる芋焼酎よりも、やっぱりウィスキーの方が美味い。
「飲み放題」と云う飲み方は好きではない。なんだか意地汚くなるからだ。一緒に行ったN君は、もう既にかなり酔っ払っているのに、グイグイと意地汚くカクテルを飲んでいる。元を取ろうというのだろうが・・・。
案の定、呂律が回らなくなってきて、訳のわからない話を始める。彼とは幼稚園、小学校、中学校、高校まで一緒であるが、彼が酒に酔っている時は記憶を完全に失くす飲み方をするので、何を話しても無駄なのである。
30年前に、商店街で小樽に旅行して、ホテルで同じ部屋に泊まった際に、熱くまちづくりについて語ったのに、翌朝にはまったく覚えていないと云うから、真剣に話した自分がバカバカしくなって、以後は彼とは真面目な話をしなくなった。
それは現在までも続いているが、こんなに酒に飲まれるような飲み方をするのは情けなくみえる。
商店街の役員の立場もあるのだから、もう少し真剣に考えて欲しいものである。何だか空しくなってきたので三次会には参加しないで帰宅したのであった。