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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-12-01-Thursday レガシー

2020東京オリンピックで

やたら森喜朗会長が「レガシー」を連発しているが・・・。

首相時代に「サメの脳みそ」と揶揄された森会長にこの意味が分かっているのであろうか?

小池都知事の横浜アリーナへの変更示唆も、イマイチ横浜市側との交渉がスムーズにはいっていないことを表わしているが・・・。

横浜市サイドには、ボート会場の建築費の低減の為に、出汁に使われた宮城県の二の舞は嫌だとの思惑もあるのではないだろうか?

小池都知事のやり方も、イマイチ、スッキリとはしないが、それでも宮城県には悪いが、これで数十億〜数百億円が減るようだから、出汁のなりがいもあったろう。

それにしても、この、オリンピックの予算ってのは、一体何なんだろう?

見積もりをやり直して、数%が減るというなら、まだ理解も出来る。それが十億円〜百億円単位で下がるってのは、見積もりなんて意味が無い事と一緒ではないか。ドンブリ勘定も甚だしい。

もしも民間の会社でこんなことをやったら、即倒産であろうし、担当者は即クビであろう。だが、そもそも、民間ならそんな無能な、怪しい奴を担当者にはしないであろうが・・・。

レガシーを遺産と訳していたが、遺産には負の遺産だってある。

箱モノは造ったらそれでオシマイではない。維持運営費が掛かるのである。

これからの少子高齢化で、若者に年金があたらないかもしれないというのに、更には、福島第一原発の処理にも、当初予算の11兆円が20兆円にも膨れ上がるというではないか。その若者らに、オリンピックの負の遺産まで押しつけるつもりなのだろうか?

以前にも書いたが、今回のオリンピックが日本衰退の引き鉄になりそうである。