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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-12-06-Tuesday 2歳児不明事件

5日午後から行方不明になっていた

大分県佐伯市の2歳児女子が21時間後の6日午前9時50分頃に無事に保護された。

女児は5日午前に、母親(29)と祖母(58)の3人で曽祖父母宅を訪れていて、母親らが近くの畑で農作業中に、姿が見えなくなったと云う。

曽祖父母宅から約2キロの山中で発見された。発見時は、斜面の部分にうずくまり、泣いていたという。ほおなどにかすり傷を負っているが、命に別条はないという。無事に発見されて良かった。

失踪から21時間後と云うから、山中で一夜を過ごしたとみられるが、いくら九州とはいえ12月に山の中ではさぞ寒かったろうに・・・。

朝のワイドショーではコメンテーターが2歳児がそんな遠くに行くだろうか?と言っていたが、行くんである。

私の息子も2歳3カ月の時に、自宅から義父母宅まで脱走したことがあったのだ。

この時には、ご近所さんから警察まで動員して自宅周辺から緑ヶ丘公園まで捜索したが見つからなかったと云う。

他人事みたいに書いているが、実は私はこの時はゴルフに行っていて息子の失踪を知らなかったのである。

妻は長女のバレエの稽古に同伴、風邪で寝ていた次女と息子の世話をするために義母が我が家に来ていた。

ゴルフからの帰り道に義父母宅の前を車で通ったら、息子が新聞を持って義父母宅の前の歩道にしゃがんでいたのだ。

どうしてここに息子が居るんだろうと不思議に思った私が、車を停めて息子の所に行き、息子に事情を聞いたのだが、この時の息子はまだ満足に会話が出来るほどしゃべれていなかったのでさっぱり要領を得ない。

義父母宅のチャイムを鳴らしても誰も出て来ない。

義父の事務所は社員旅行で誰も居ないのであった。

義母は息子の面倒を見に我が家に居るはずであったから、自宅に電話しても誰も出ない。この時は、家族総動員で外を探しまわっていて留守であったのだ。

そんなこととは露知らず、私は義父母の家の周りをグルグルと回って誰か居ないかを探したのだが、誰も居ないので、息子を車に乗せて会社に行って仕事をしているところに、母から会社に「佳亮が行方不明で探している」と電話が入った。「佳亮ならここに居るよ!」と云うと「エッ〜!」と驚く。

警察やご近所さんにも無事に見つかった旨を言って、捜索は終了したのであった。

当時の義父母宅は、我が家からは2キロほども離れていて、途中には鉄道の踏切も渡らなければ行けない。

それまで、徒歩では自宅と義父母宅を息子を連れて行ったことはなく。まさか息子が義父母宅まで歩いて行っているとは誰も思わなかったのである。

偶然にも私が発見したから良かったものの、交通量も激しい道路を何本も渡らなければならないし、息子にはまだ横断歩道の渡り方や、踏切の渡り方さえも教えてはいなかったのだ。

よく、車に乗っていただけで、義父母宅と我が家との間の道順を憶えていたなぁ〜と感心したし、2歳児が2キロほどの距離を歩いたことにも驚いた。

いまだに、我が家では事ある毎に話題になる事件である。

それも無事だったからであり、もしもこの時に息子の身に何かが起こっていたら、一生のトラウマになったであろう。

2歳児といえども、結構な距離を歩けるものなのであるよ。