«前の日記(■2016-12-28-Wednesday) 最新 次の日記(■2016-12-30-Friday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2016-12-29-Thursday どうなんだろう?

電通の24歳の女性社員が、

昨年12月に自殺した問題で、石井社長が記者会見し、来年1月に引責辞任すると発表した。

これってどうなんだろう?

確かに、違法な長時間労働があったのだから、労働基準法違反であることは明確だが・・・。

この女性社員は、何も自殺することなんかなかったんじゃぁないだろうか?

電通を辞めれば良かっただけじゃぁないのだろうか?

東大に入学したのだから、勉強も頑張り屋さんだったのだろう。だから、精神の限界まで頑張ってしまったのかもしれないなぁ〜。

自ら生命を絶つまでに追い込まれてしまったのは不幸な出来事であるが・・・。

だが、電通社員のモーレツな仕事振りは、世間では有名な話だし、この会社を選んだ時点で、この女性社員もそのことは承知の上であったろう。

広告関連の会社なら、他にも博報堂などいくらでもあるだろう。この職種での業界一位の電通に入社するってことは、この女性は「2位じゃダメ」だったんだろうなぁと思う。

確かに電通社員の働き方は、世間から見たら異常と映るであろう。でも、なかにはそう云う会社に入ってバリバリ仕事をやりたいと云う人間だっているはずだ。

それが、電通と云う会社のレゾンデートル(存在意義)であったのだと思う。そのバリバリが嫌だったら、合わなかったら、そんな会社を選ばなければ良いのだし、もし間違って入社してしまっても会社を移れば良いではないか。

何も自殺することはないだろう。

今回の事件をうけて、電通はその働き方を変えざるを得なくなるだろうが、しかし、そうなると電通らしさが無くなるのだろうなぁ〜。

世間の会社の全てが、平均的な、特徴の無い会社ばかりになってしまうような気がする。

会社としての個性が失われると思うのである。日本社会の活気・活力と云うのは会社独自の個性に支えられていたのではないだろうか?

会社の個性に合わない人間が入社することで、その会社の個性が失われてしまうと云うのは、経営者としては解せないことだ。

世の中の会社を平均化するのではなく。自分に合った会社に入社するように、また途中でも自分に合わないと感じたら、簡単にトレード出来る様な仕組みを作る方が良いと思う。

映画などでみると、アメリカの会社はもっとスゴイ働き方をしている様に描かれているがなぁ〜。

良い仕事をキッチリとやって成果を得たら、長めの休暇でも取ってユックリする。そんな働き方があっても良いかもネ・・・。

現在の日本の社会では難しいことなのかなぁ〜?