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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-04-11-Tuesday NHK生中継

月曜〜金曜の18:10〜19:00まで

放送されているNHKの「ほっとニュース北海道」と云う番組内の「ほっと中継」と云うコーナーの取材が11日(火)にあった。

今月29日にオープンさせる「マジック・ミュージアム」の取材である。

生中継の時間は、およそ4分間という短さである。

この短い時間の中で、ミュージアムの展示品、マジックの実演を織り込まなくてはならない。

実は、マジックの生中継と云うのは、マジシャンにとってはかなり怖いものなのである。

収録撮影であれば、失敗しても撮り直しがきくが、生中継だと、そのままお茶の間に流れてしまう。

同じ生中継での失敗でも、演技中に上手く誤魔化して、失敗を途中で取り戻せるような長い演目ならば良いのだが、全体で4分間の放送時間しかないのでは、瞬間芸的な現象が鮮やかな超短の演目が要求されるから、万が一失敗してしまったら、その失敗を取り戻す演技時間そのものが無いのである。

その分、生中継と云うのは緊張感が高まる。

放送時間は18:37分頃から4分間程度と云うことなのであるが、15:30にはスタッフがミュージアムに来場して、機材のセッティングを始める。

スタッフはプロデューサー、ディレクター、アナウンサー、リポーター、カメラマン、音声、照明、ADなど10名ほどもいる。たった4分間の生中継にこのスタッフ数と云うのはさすがにNHKだなぁ〜。

駐車場には中継車が停まっている。

札幌から、応援にプロマジシャンのスペンサー・トリックスさんが駆け付けてくれた。彼は、当マジック・ミュージアムのアンバサダー(大使)になってくれていて、事あるごとに手助けしてくれる。

当初のディレクターの注文は、私とリポーターとの絡みのマジックを交えながらの中継という設定であったのだが、その場合は、マジック上では問題が多くなってしまう。

私が説明をしながら、私がマジックを演じるとなると、始めたマジックを最後まで完結させないと、次の場面に移行出来くなるのである。道具を出したり、片付けたりの時間もモッタイナイ。

4分間の中で数種類のマジックを演じるとなると、誰か私以外の人間にマジックを演じてもらい、時間が来たら、たとえマジックの途中であっても、カメラを移動させるという方法を取らないと、テンポ良く4分間にマトメルことが難しいのである。1秒、2秒の時間との勝負なのだ。

最近のテレビは、この「テンポ良く」と云うのが重要な要素なのである。

ダラダラとした場面を見せると、視聴者もダレてしまうからだ。

どうせテレビに出演するならば、格好良く映りたいではないか!

市役所の若手職員で、去年の暮れから、マジックの指導を始めた2人にも役所の終業後に駆け付けてもらって出演してもらった。

彼らのお陰で、とてもテンポ良く場面転換が出来たと思う。

唯一、心配していたのは、北朝鮮関係の臨時ニュースが入って、中継が中止になることであったが、それもなくて無事に放送された。

私は、マジシャンよりもディレクターの仕事に向いているかも・・・。