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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-05-01-Monday 鑑定団!出演裏話

2017年5月1日十勝毎日新聞「論壇」欄掲載

「鑑定団!」出演裏話

マジックの魅力にハマって約半世紀。この50年間に集めたマジック・グッズをテレビで披露する機会が訪れた。

3月23日放送のBSジャパン「開運!なんでも鑑定団極上お宝サロン」に「マジック・グッズ・コレクター」として出演したのである。

同じ「開運!なんでも鑑定団」という名称ではあるが、今田耕司が司会している地上波の番組ではなく、テレビ東京系列のBSジャパンで毎週木曜日の午後9時から放送していた兄弟番組だ。ちなみに、今年4月から日曜午後9時に放送時間が変更になり、私の出演回が木曜日最後の放送であった。

一昨年、「開運!なんでも鑑定団」に放送開始から出演していた石坂浩二の発言場面が極端に少ないと話題になり降板、代わり福澤朗が入って継続している。

「極上お宝サロン」は2016年4月に、地上波を降板した石坂浩二を司会者にして、BSで始まった1時間の新番組である。毎回2名のコレクターをゲストに招いて、コレクションを多数紹介する番組で、品物の価格を鑑定する趣旨ではない。

以前、「鑑定団」に、明治時代のマジシャンで「日本近代奇術の父」と謳われる松旭斎天一の書で出演しないか?とのオファーがあったが、結局、一般的に知られた人物ではなく鑑定する人もいないからとのことで幻の出演に終わった。

今回、三度目の正直で兄弟番組とは言いながらも出演がかなったのであったが、私には、こちらの番組の方がピッタリと合っていたようだ。

昨年11月に出演が決まり、今年2月1日にディレクターが帯広に下見に来た。同13日にディレクターがカメラマンと音声・照明係を連れてマジック・ミュージアムの撮影をしに来たのだが、10時間もの時間がかかったのである。その2日後には東京のスタジオに送るコレクションを梱包(こんぽう)して発送した。25日には東京の天王洲アイルにあるテレビ東京のスタジオに私が出向いて10時〜18時まで収録だ。

石坂浩二とのからみは90分間であったが、撮影には通算で17時間ほどもかかっている。それを23分間に編集するのである。

マジックにタネ明かしはご法度なのであるが、石坂浩二はマジックに関する知識も多いようで、自分の知っているタネをどんどんと口にしてしまうからヒヤヒヤしながらの撮影であった。編集された番組では、使って欲しいマジックの場面がカットされていて少々残念であったが、視聴者からの評判は良かったとのことで一安心である。(文中敬称略)