5日の入院時に採血した際に「B型肝炎ウィルス」の抗体があることが分かったので検査をすることを勧められたのである。
私がJC(青年会議所)の現役時代の事であるから、もう20年以上も前の話である。献血で血をたくさん取ったら「貴方の血液にはB型肝炎ウィルスの抗体があることが分かったので、貴方の血液は使えない。今後も献血は無用」との連絡があったのである。
我が家にB型肝炎の者はいないし、私はこれまでに輸血もされたことがない。今、テレビでどこかの法律事務所が盛んに宣伝している小学生時代の「集団ワクチン接種」で感染したのではないかと、過去に受けた人間ドックで医者にも言われたことを、北大の医者にも告げたら、「断定は出来ないが、まぁ、おそらくそんなことだろうと・・・」と云う。
これまでに発症したことはないし、数値的にもさほど問題のある数値でもないと云うが、どうせ、これから北大病院には長く掛かるのだから、この際、身体の悪い箇所は全部見ておくことにしたのである。
昨日、購入して来たDVDのタイトルは「メンタリスト」。アメリカのテレビドラマのDVDで、マジシャン(メンタリスト)が活躍する警察ドラマである。既に6枚を見終わったが、なかなか面白い。ちょうど良い暇つぶしである。
DVDを見ていたら、帯広の友人から電話が入った。
「帯広では、どうも、坂本が癌でアブナイらしい・・・と云う噂があるぞ!」と云うのである。この「どうも・・・」と云う言葉が実にイヤらしいなぁ〜。「確証はないが・・・」と云うニュアンスで、言っている自分には責任はないが、誰かがそう言っていたという逃げの言葉である。
しかし、聞いた方は、これに更に自分の憶測を付け加えていって、段々と話が大げさになっていくという仕掛けである。
6月末の癌宣告を受けてからは、ゴルフや会合にも顔を出していないから、坂本の顔をしばらく見ていないなぁ〜と云うことから発生したらしいが・・・。
陽子線治療は1週間に4日4回で、しかも1回の治療時間はたったの20分間であるし、身体への負担もまるでない治療法なのだが、続けて30回予定通りに行わなければ効果がないとも医者から言われている。
札幌近郊にでも居住していれば、毎日、自宅から通える治療法なのであるが、毎日、毎日、帯広と札幌を往復するには移動時間だけで6時間も無駄にするし、交通費だって馬鹿にならないから、札幌に居るだけなのだけれどもなぁ〜・・・。
しばらく私の顔を見ていないから、私が、相当に重篤な状態で、長期入院でもしているかの様な話になっている様なのだ。
人の噂ってもんは、こんなもんなんだろうけどなぁ〜・・・。一度、帯広に戻って、街中を元気に歩き回ろうかしら・・・。