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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-09-30-Saturday 治療16回目

16回目の治療(29日)で初めて不具合が生じた。

治療用ベッドに寝てから、陽子線照射開始直前に行う位置決めがスムーズにいかなくて2度やり直しをしたのである。

予め医師からは、治療を開始する1時間前までに排便、排尿を済ませておき、その後は治療までは排便、排尿はしないようにと言い渡されている。

これは、8月16日にCTやMRIなどで私の身体を計測してコンピュータで作成した(前立腺内に8月9日の手術で埋め込んだ3個の金マーカーの)位置データとの差を大きく逸脱しない様にする為である。

つまり、私の膀胱や直腸の状態が、このデータを作成した時に近い状態に保つためである。

毎回、陽子線照射直前に、金マーカーの位置を測量して、コンピュータで微妙なズレを計算補正し、その数値に合わせてベッドの上下左右の位置を調整してから照射が行われるのだが、膀胱に溜まる尿の量や直腸に溜まる大便やおならの量が測定時とに大きなズレがあると補正が難しいらしい。

29日は、治療開始時間の2時間半前に排便、排尿を済ませていた。

その後1時間半の間は、尿意を感じなかったのだが、治療開始45分前に尿意を感じたのである。しかし、1時間以内の排尿はダメと云われていたので我慢して、そのまま治療に臨んだのであるが・・・。

この排尿の我慢がいけなかった様だ。いつもの膀胱に溜まった小便の量よりもかなり多かった様なのである。

金マーカーの位置が、膀胱の膨らみで大きくズレてしまっていたようで補正が出来ないから、小便に行って来て下さいと云われ、治療用ベッドから一旦降りてトイレに行ったのだった。

適度な量でオシッコを止める様な芸当は出来ないから、全部出し切ったら、今度は空になった膀胱では、また金マーカーの位置が大きく変わってしまったようなのである。

再度治療用ベッドに寝て、位置決めをし直したのだが「まだズレているから、今度は肛門にギュッと力を入れるようにして下さい」と云われ、それでようやく補正が出来たようだ。

この位置決め作業に余分に40分も掛かってしまい。今日の治療時間は1時間にも及んでしまったのであった。

治療終了後に「オシッコの我慢は30分前くらいでも良いですよ、でも、今回はオシッコをしてもあんまり変化がなくて、肛門ギュッで良くなったけどね」と云われた。

結局、私には不具合のハッキリした理由は分からなかったが、患者としてはいつもと手順が違うと不安に感じるものであるなぁ〜。