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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2017-10-28-Saturday 大根葉

自宅に戻って・・・、

以前にもこのブログに書いているが、私の大好物は「大根葉の漬物」である。

この大根葉の漬物で炊きたてのご飯を食べたいなぁ〜と入院中もズ〜ッと考えていた。

しかし、大根葉の漬物は店頭では販売していない。食べたければ自分で漬けるしかないのである。

去年は漬物を漬けるシーズンに、いろいろな出来事があったのと、いつも大根葉を頼んでいた農家が台風の影響で大変な時期でもあったので、大根葉を漬けるタイミングを逃してしまい。漬けることも食べることも出来なかったのである。

去年、食べることが出来なかったものだから、今年は尚更、食べたくて食べたくて仕方がない。人間は食べられないとなると余計に食べたさが増幅するようである。

退院翌日の26日に、後輩の農家のH君に電話したら、すぐに大根を届けてくれたのであった。

病み上がりではあるが、身体にはダメージが無いと思っている。がしかし、屋外での作業は寒いし、身体にも悪いだろうと思い、風呂場に持ち込んで、大根葉を洗い、漬けたのである。

中腰での作業は、やっぱり身体、特に腰に応えた。腰と股関節が作業中に痛くなり始めたのである。

もらった大根を全部処理したら、明日は起き上がれなくなるかもしれないと思い。残念ながら半分だけで作業を終えたのであった。

それでも20本分は大根葉を漬け終えたので、1ヶ月分位は漬けられたと思う。

妻は「そうまでして食べたいの?」と呆れていたが「私は食べないもん」と言って手伝ってはくれない。

だが、私が大根葉を美味しそうに食べていたら、妻も箸を伸ばして納豆に混ぜて食べたりはするくせに・・・。

翌日には、腰と太股の筋肉が悲鳴をあげた。

五十肩用に処方してもらったシップ剤を腰にベタベタ貼って凌いだのだが・・・。

こうまでしても食べたいのが大根葉なのである。

必要なのは葉であって大根の本体は不要だから余った大根の本体は皆に配って喜ばれた。

全部上げてしまうのもモッタイナイから、今年は大根の本体も2本だけは、自分なりの工夫をして漬けてみることにした。

後は、美味しく漬かってくれたら嬉しいんだがなぁ〜。

退院してから今日初めて母に、私が癌であったことを伝えた。これまでは母が心配すると思ったから癌と云うことは伝えていなかったのだ。毎週顔を出しているのに、2ヶ月間も帯広を留守にするから、ただ旅行に行くとだけ言っておいたのである。

母も気弱になっているから、私が癌であったことを伝えたら、涙を流して「あんたが、わたしよりも先に死んでしまったら、私はいったいどうしたら良いの・・・」とワンワンと泣き出してしまったのである。

「先進医療の治療を受けたからもう大丈夫、完全に治ったよ」と言ったら、安心してくれたが、「あんたが大変な治療をしているのにお見舞いにも行かなくて・・・」と言いだす。「最先端の治療法を札幌の北大病院で受けたから、金は掛かったけど、身体への負担も無かったし、もう大丈夫だから・・・」と云うがなかなか納得してくれない。これが母親の愛情ってもんなんだろうなぁ〜。私も嬉しくてもらい泣きをしてしまったのだった。