本来なら3回忌は、私が退院してからの28(土)・29(日)日辺りに開催すれば良いのだが、妻の実家の菩提寺である東別院では、この時期に報恩講があるので坊さんの手配が出来ないというから、私がまだ入院中の22日(日)に開催したのである。
30日の月曜日に妻のところにお寺から電話があって「今日で報恩講が終了するので明日の祥月命日にはお参りに行けますが・・・」と云う。
祥月命日でもあるし、せっかくだからお参りしてもらうことにしたが、急な話なので親類縁者に連絡する時間がないから、私たち夫婦だけでのお参りにしたのであった。
妻の実家でお坊さんを待っている間に妻が言う。「夫婦っていうのは、離れて暮らしているとダメだね、2ヶ月間も一人で暮らしていると、一人の生活に慣れてしまって、久し振りに貴方が帰って来たら私のペースが乱れる」と。
そりゃぁそうだろうなぁ〜。
聞けば、私の留守間の妻の買い物は、ビールと枝豆、豆腐に納豆と「大豆」のオンパレード。これでは簡単なおつまみである。豆腐と納豆などで軽い食事をしてから、温泉に行ってマッサージして、帰宅してから、ビールで1杯やって寝ると云う。食器洗いもほとんどないし、これではまるで単身赴任のオッサンである。
毎週のように、女友達と飲み会やらカラオケやらに行って楽しんでいたと云う。
私が戻ってからは、料理をしなけれりゃいけないし、酒はたしなむ程度しか飲まないし、温泉には行けないしで、すっかりペースが乱れたのだと云う。
単身赴任の旦那が久し振りに帰宅すると身の置き所がないと言うが、妻の生活が単身赴任者みたいな生活であるから・・・。
それでも、さすがに退院から1週間が過ぎたから、妻もようやく慣れてきたと云う。
2ヶ月間の不在というのは結構な溝をつくるもんなんだなぁ〜。