帯広近郊の百円均一ショップを回ってみて驚いた。
私は、かなり以前にこのブログで、百円均一ショップのことを「デフレ時代のあだ花」と表現したのだが・・・。
書いた当時の百円均一ショップの品揃えは、いわゆる「バッタ商品」みたいな感じがしたのだ。ディスカウントショップのように倒産した会社(もしくは倒産しそうな会社)の在庫を安く買い叩いて、安く売る商売だと思っていたのである。
だから、商品の品揃えにはムラがあるだろうし、安定した仕入れも出来ないだろうから、客が欲しがる商品の提供など出来ないだろう。
そんな状況で全国展開などしたら、新店舗を出している内は、まだなんとか運営出来るだろうが、出店が止まった瞬間に倒れる自転車操業だろう。やがて不良在庫の山に押しつぶされてしまうだろうと考えていたのだ。
ところが・・・。
ここ数日間に出向いた複数の百円均一ショップの品揃えを見て驚いた。
1年前に行った頃よりも遥かに品揃えが充実していて、雑貨から食品まで、ありとあらゆる豊富な商品が並んでいるではないか。
どうして、これが百円で売れるんだろう?材料費だけでも百円以上するんじゃぁないだろうか?と思う様な良い商品もたくさんある。
店内を見て回っている内に、マジック創作の材料になりそうなモノが多数売られていることにワクワクしてきたのである。
肝心の色紙ケースは無かったのだが、思わず、百円だからまぁ良いか!と他のモノを買い物カゴ一杯に入れてしまったのである。マジック・ミュージアムの展示に使えそうなモノもたくさんあったのである。
レジの前で、一瞬買い過ぎたかなぁ〜と思ったのだが、合計金額を聞いて拍子抜けしてしまった。
エッ、そんなに安いの!
確かに1個百円であるからなぁ〜・・・。
学生時代に渋谷に東急ハンズがオープンして初めて行った時の様な興奮を覚えたのであった。
マジックに使えそうなモノが満ち溢れている。想像力と創造力を掻き立てられる気がする。
今後は百円ショップは馬鹿に出来ないなぁ〜。
私自身の価値観が少し変わった様な気がしたのであった。