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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-03-06-Tuesday 商業立地

3月1〜2日にかけての47㎝の降雪で

大きな道路も片道1車線分しか除雪がされていないから大渋滞である。中通りは除雪車が入っていないが、車が通った跡が、かろうじて1車線分の幅だけ開いている、と云うかなんとか通れる状況だ。車がすれ違うことすら大変な状況である。

人手が足りないのか、4日経ってもこの状況は改善されていない。

普段は、スゥ〜ッと通り過ぎる道が渋滞しているから、道路の左右の店をじっくり見ることが出来る。

つい1年程前に開店した知人の飲食店が、もう閉店して貸店舗の張り紙がしてあったのを見て驚いた。開店時には花を贈ったのに・・・。

改めて、飲食店には立地が重要だと感じた次第である。

この飲食店があった場所は、交通量の多い交差点のすぐ側にある。交通量が多いだけに、逆に駐車場への出入りが難しくなるのだ。

飲食店の経営者は、零細である。この店も親子でやってる家族経営の店であった。

おそらく、出店を決めた際には、交通量や家賃などを見て考慮したのだろうが・・・。

私は不動産賃貸業を営んでいるから、過去に何十人という起業家を見てきたが、店を出す場所を誤って、失敗するケースを、これまた多数見てきている。

零細起業家は初めての出店をする際には、家賃の安さで決める傾向があるようだ。経費の内の固定費である家賃が安いのに越したことはないのだが・・・、ハッキリ言うが、家賃が安いのには「訳」があるのである。

立地が悪いから安いのである。

「立地」は業種・業態に依って多少は変わるが、初めて出店する零細な飲食店は単独で客を引っ張ることは難しいと云うよりも無理である。

家賃が高くても、人通りが多い場所でなければ客が来ない。

だが、何故だか、初めて出店する人は根拠無しなのに自信満々な人が多い。もちろん誰も失敗すると思って商売を始める人は居ないだろうが・・・。

もう少し、出店する前に、しっかりと、然るべく人に相談をする必要があるだろう。立地を見極めるには結構な観察眼が必要だと思うのである。