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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-03-23-Friday 超高齢社会

以前に「少子高齢化社会」と書いたら、

「化」は不要で、日本は既に「高齢社会」なのであり、団塊の世代が75歳を迎えると「超高齢社会」になるとの指摘を受けた。

少子化で人口が減り、その減った人口の約半分が高齢者になる社会とは、どんな社会になるのだろうか?

先日、列車、地下鉄などに乗ってふと考えた。

「バス」では車内放送で「危険ですから、バスが停車してからお立ち下さい」と云う類の放送をしている。足腰の弱い老人が、動いているバス内で立ち上がると、急ブレーキなどを掛けた場合に危険であるからだ。

ところが、JRの列車では、その手の放送が無いことに気が付いた。

むしろ「停車時間は僅かですからお早めに降車の準備をして下さい」の類の放送が流される。

これは一体どういうことなのだろう?

列車はバスに較べて急停車することが少ないから危険も少ないという意味なのだろうか?

列車のダイヤを守る為には、乗降車の時間を短縮したいと云う思惑なのだろうか?

老人の動きは緩慢である。スローモーションの様にユックリだ。

老人の乗客が、列車が駅に到着するまで座席に座っていて、駅に到着してから立ち上がったりしたら、乗降車の時間が掛り過ぎると云うことなのかもしれない。

しかし、いつも上手い運転手ばかりとは限らない。たまに、下手くそな運転手が居て、列車の降車口に立っていたら、停車する際に、私でさえよろつくことがある。ましてや荷物を持っていたりしたら、何かに掴ることも出来ない。元々、乗降口に掴る器具はほとんど装着されていないが・・・。

その内に、大事故が起こる危険性を感じた。

そうなると、これからの世の中は、圧倒的多数になる老人のスピードに合わせなければならないだろう。

列車もスピードよりも安全を重視せざるを得なくなる。

恐らく、駅での停車時間を今よりも、かなり長くする必要に迫られるであろうなぁ〜。

昨晩、駒澤大学の同窓会十勝支部の役員会を開催したが、出席したお坊さんが「お寺の本堂の畳を絨毯に切り替えた。檀家さんが、椅子でなければもう寺に行かないと云うのだ」と言う。たしかに私の年齢でさえ、座布団に座るのは辛いのだから・・・。

日本は、これまで「効率化」に依って国力を上げてきたが、これからは「余裕」を旨としなければならないだろう。だが、どうもその方向には向かっていないようだ。

そのギャップに苦しむ、ここ数年になりそうであるなぁ〜。