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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-03-25-Sunday 退職

3月の末になると新聞に、

金融機関、行政、学校などの人事が掲載されるが、その退職者欄に、高校の同期生の名前が載っているのを見ると、我々の年代が還暦を迎えたことを実感させられる。

私は、自分が経営する会社の社長であるから、定年と云う制度には無縁なので、これまで「定年退職」と云うものを実感したことがなかったが・・・。

妻に言わせれば、私は既に退職しているのも同然であるかの様なのだが・・・。

年金にも、どうせ早死にするだろうからと、これまでは無関心であったが、数年前から「年金定期便」が届けられる様になって、少しは気にするようになってきた。

私の年代の男性は63歳から年金の受給が出来るのだが、受給を始める年齢を遅くするようにしたら受給金額が上がるらしい。

70歳から受給を始めたら40%ほども受給額が上がるらしいのだ。

詳しく調べたわけではないからよくは分からないが、そうなると自分が何歳まで生きるかに依って、受給総額が大きく変わるのであろうなぁ〜。

全員が同じ63歳からの受給であれば、長生きか早死にかで受給総額は変わる。当然ながら長生きしたら、それだけ多くの年金受給があるわけだ。

しかし、受給開始年齢に依って、受給額が変わるとなると、自分の健康状態を勘案して、自分の寿命が何歳までなのかを計算しなければならなくなる。

普通に考えても、60歳で定年退職した後、63歳から年金受給を受けるにしても3年間の収入を考えなければならない。退職金で賄うのか、再就職などをするのか・・・、それを70歳からの年金受給としたならば・・・。

70歳から40%アップの受給額を受け取ろうと考えたとしても、それまでに死んでしまったら一円も受給出来ないではないか。人生何が起こるか分からない。健康であっても事故で死ぬ可能性だってある。

国は、国民全員にギャンブルをやらせようというつもりなのか?

以前にもこのブログに書いたが、お金と云うものは天下の回りモノなのである。誰かが貯め込んで流通を妨げるから景気が悪くなるのだ。

日本国は、国民に老後の不安を増幅させているだけだろう。

誰もが安心して暮らせる様にしたら、お金を必要以上に貯め込む必要がなくなり、お金は回るようになる。

変な日銀の政策よりも、老後の不安解消の方が景気を良くする政策になるのではないだろうか?