満64歳で亡くなったから、明日が二十七回忌にあたる。
GWの真っただ中ということもあって、日程調整をした結果、今日1日に法要をすることにした。我が家の長男が帰省している時期に合わせたのである。父の9人の孫の中では、出席できたのは我が家の長男だけであったが、坂本家の継承者として、法要の意義を伝えておかなければならないからだ。
長男は平成元年生まれである。息子が生れた時に、父は坂本家の4代目が誕生したと大喜びしてかわいがったものだったが・・・。息子はまだ幼かったからほとんど父の記憶がないという。孫に覚えてもらうためには長生きしなければならないのだなぁ〜。
それにしても、5月2日が命日というのは・・・。
国民のほとんどが、行楽に興じている時期なのに・・・。
他人と同じことをするなと云うことなのかもしれないなぁ〜。
平成4年以来、GWに何処かに出掛けると云うことはなくなった。後を継いだ長男として、毎年の祥月命日のお参りをしなければならないからだ。
父が存命であれば今年は91歳になる。父の友人も半分以上が亡くなり、存命の方々も入院していたり、外出がままならない方が多い。
法要にお声掛けしたら、かえってご迷惑になるかと配慮して、家族だけで行うことにした。
二十七回忌法要ということで、毎月2日の月参りよりも、長めのお経をあげてもらった後、お墓に行って線香をあげてから、ホテルで会食をした。
お坊さんも言っていたが、今後は、人口減少で、お墓も仏壇も減っていくであろうし、法要をする家も減っていくであろうとのこと。
ますます家族の絆を確認する場が失われていく世の中になっていくのかもしれない。