今回の結婚記念日もそうであった。
先週末に、娘夫婦が遊びに来ていて、一緒に外食に行った際に、娘夫婦がサプライズで結婚記念日のケーキを用意していてくれたのだが・・・。
急に外食することにしたから予約は入れていない。土曜日であったから、行き当たりばったりで空いている店に入ろうと街中に出てきたのである。娘夫婦はケーキを私達に見せない様に気遣いながら、一緒に入った店の店名と電話番号を調べて、わざわざ一旦外に出て、外から店主に電話して「ケーキを持ち込んで良いか?」と尋ねたのである。
妻は「何でお土産のケーキを持って歩くんだろう?」と訝った様であるが、まだ結婚記念日までには4日もあるから、私は、その辺のことにはまったく気が付かなかった。
飲み始めてから、しばらく経って、娘夫婦がケーキを出して「パパ、ママ少し早いけど結婚記念日おめでとう」と祝ってくれたのである。
そうかぁ、両親の結婚記念日を憶えていてくれたか!と私は感動したのだが・・・。
妻は、ケーキを持って歩くことは不思議がっているのに、結婚記念日のことは忘れているから、何の為のケーキか分からなかったのだろう。
いつも、家族の誕生日などの記念日を教えるのは私の役目である。
16日は、終業後の18時半に一緒に外食に行くことにした。20時からは、札幌のプロマジシャンのスペンサー・トリックスのマジックショーが始まるから、それまでに食事を終える予定である。
33年間の結婚生活で、会社も一緒であるから、ほとんど四六時中一緒なのである。その上、一緒に旅行にも行くし、映画にも行くし、飲みにまで行くのである。もう話す事など何もないかと思うのだが、不思議と会話が続く。仲の良い「お友達」の様である。
そうか!分かった!高校3年生の時に妻が私に「お友達で・・・」と云った意味はこれだったんだな!