アメリカのトランプ大統領が、6月12日にシンガポールで開催を予定していた米朝首脳会談の中止を北朝鮮に書簡で送ったと云うニュース。
昨晩のニュースでは、北朝鮮の核実験場の爆破を記者団が視察していると云うニュースを放送していたのに・・・。
ここ最近の北朝鮮高官による挑戦的な発言が、トランプの逆鱗に触れたと云うことなのかなぁ〜。
元々、金正恩もトランプも、ガキみたいな精神構造の持ち主であると思ってはいたが・・・、首脳会議開催1ヶ月を切った状況での主導権争いも、互いの心理状況を、互いに読み違えていたのではないだろうか?
トランプ大統領がイスラエルの首都問題を実行したから、アメリカは2ヵ所での紛争を抱える力が無いと踏んだのか、更に、金正恩は中国を後ろ盾に出来たことで急に強気になったのだろう。ここに来て微笑み外交から急に強面外交に戻った感がする。だが、トランプ大統領の性格を読み間違っていたのだろう。交渉を有利にしようとして、ハッタリを掛け過ぎたのではないだろうか?
トランプが、韓国の文大統領みたいにズルズルと大人しく条件を緩和するハズはない。
昨晩、金正恩が行った核実験施設の爆破は、恐らくは本来の機能は残しているはずだ。全部の放棄ではないだろう。
今回の中止で、北朝鮮が、再び核の報復をチラつかせたら、トランプは「ほれ見た事か、やっぱり完全に核実験場を破壊していなかったじゃないか」と世界にアピール出来るから、さすがの金正恩もすぐには動けないだろう。それを見越しての中止発表のタイミングだったのかもしれない。
北朝鮮は、かえって、以前より状況を悪化させたのではないだろうか?
金正恩の強気は一体どこから来るのか?
本当に中国の後ろ盾があるからなのか?
単にガキの虚勢なのか?
ガキの喧嘩は、常識では判断出来ないから余計に始末が悪い。
トランプ大統領は、中東でも、東アジアでも、紛争のタネをまき散らしている。
ますます世界情勢がキナ臭くなってきたなぁ〜。