«前の日記(■2018-07-26-Thursday) 最新 次の日記(■2018-07-28-Saturday)»
 | トップ |  | ビル概要 |  | テナント構成 |  | 沿革 |  | アクセス |

観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-07-27-Friday 相馬野馬追

福島県の相馬の馬追を観に来た。

長女が嫁いだ先の実家が相馬で、ず〜っと「野馬追」を観においでと誘われていたのだが、なかなか実現出来なかったのであった。

去年、一昨年と私や妻の入院などもあって、人間いつ死ぬか分からん!行ける時に思い切って行っておこうと決めたのである。

急な決定であったから地元の宿はもう既に予約で満杯である。宿泊の手配などはすべて先方任せにして、当方は交通機関の手配だけをして出掛けたのであった。

車の運転が好きではないから、新千歳空港まではJRを利用する。しかし、このところのJRは時刻通りの運行がされていない。この日も鹿との接触で30分ほどの遅延があった。飛行機との連係は会社が異なるから列車が遅れても飛行機は待ってはくれないから、時間には相当な余裕を持ってスケジュールを組まないとならないが、1時間に1本しか走らない特急列車ではスケジュールを組むのが難しい。焦らずに旅をするには前泊・後泊が必要になる。これが田舎の悲哀である。

新千歳空港から仙台空港に到着すると娘夫婦が出迎えてくれた。

まずは、娘が高校生の時にお世話になった寮の寮監さん、寮母さん夫婦に挨拶に行く。昔の娘の迷惑をかけまくった逸話を聞かされると赤面モノであるが、卒業してから何年も経つのに、それでも、未だに懇意にしてもらっているのは有難いことである。

次に、娘の仕事先のアイススケート場に向かう。娘はフィギュアスケートのコーチをしていて、これから生徒等にスケートのレッスンなのである。このスケート場からはオリンピックの金メダリストである荒川静香と羽生結弦が巣立っている。二人は共に娘と同じ東北高校の出身だ。こう云った縁にも助けられているのだから幸せな娘である。

アリーナは以前に訪れた時よりも綺麗に改装されていて、とても快適になっていた。ファンの為のギャラリーも新設されて、荒川静香や羽生結弦のトロフィー等が展示されている。これも羽生結弦の五輪2連覇効果であろう。見学に来ていた生徒の親御さんからも「先生のお父さん、お母さんですか?いつもお世話になっています」と挨拶される。

外は30℃の猛暑であるが、さすがに中は寒い。半袖姿で入場したから30分で限界になったので、娘の旦那さんと相馬の両親の家に向かう。一服してから、明日(28日)の早朝8:30からの「出陣式」の会場になる「中村神社」を観に行って参拝して来た。

中村城跡の近くにある相馬市の市役所、体育館、市民会館などは新しい建物なのであるが、外観は日本の伝統的な建物のデザインで統一されており、他所の街の高層ビルの市役所などと違って、風情と落ち着きがあって、野馬追を行う町としての景観を維持することにも一役買っている。

明日の朝は早起きしなければならないから、この日の我々夫婦の歓迎会は控え目にとのことだったが・・・。スケートのレッスンを終えた娘も遅れて合流し、結局は豪勢な宴会になったのであった。

この宴会で私が「相馬の若殿様とは一緒に焼肉を食べた仲なんだよ」と自慢げに云ったら、皆が半信半疑の様子なのであった。