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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-08-24-Friday マジックの公演

道内在住のプロマジシャンのAさんが来訪、

来年春に帯広で、世界のマジシャンによるマジックショーを開催したいので相談に乗って欲しいと云う。

日本唯一のマジック・ミュージアムを主宰する身としては、マジック文化の発展の為には手助けはしてあげたいが・・・。

2003、2004年に、北の屋台のオープン記念の周年事業としてマジックショーを2回開催している。会場は2回とも帯広市民文化小ホールを使用した。

この時は、世界のビッグネームや日本の有名マジシャンも参加しているかなり大掛かりなマジックショーであった。

だが・・・。

550名入場できる箱にも関わらず、200名ほどの観客しか入らなかったのである。

チケットは、北の屋台で飲食してくれたお客さんに400枚は配布してあったし、100枚ほどは販売もしていたから、7割方は埋まると思っていたのだ。

だが、いざ開場したらパラパラとしかお客さんが来ないのである。

主催者としては、残念な気持ちと、出演者に対しての申し訳ない気持ちで一杯になってしまった。演技者としては、観客が少ない箱で演じるのは気持ちが乗らないからである。

当時は、帯広市の17万人の人口の内、知っているマジック愛好家は10名ほどしか居なかった。だが、そのマジック愛好家すら数名しか来場しなかったのである。

私がビッグネームだと思っていたマジシャンの事を、帯広のアマチュアマジシャンの人達は誰も知らなかったのである。

はたして宣伝不足であったのか、それとも貰ったチケットは捨てても構わないと思ったのか、生でマジックを観ると云う習慣がないのか・・・。

550名の箱と云うのは大き過ぎる。

とかちプラザのレインボーホールは350名だから客数としてはちょうど良い大きさなのだが、ここのステージには「幕」が無いのが難点である。

マジックは演技者が入れ替わる時に、幕を必要とする演目がかなり多いのだ。

ステージ上に座布団を置いておくだけの駒大の落語会を演るのとは事情が異なるのである。帯広にはマジックに適した箱が無いのである。

以来、どんなに頼まれてもマジックショーの主催はおろか後援すらもしていない。

マジック・ミュージアムに来場してくれるお客さんは、観光客が多いからチケットの販売には結びつかないしなぁ〜。

頼って来られてもなぁ〜・・・。