妻が観たいと云う。私はこの手の邦画はあまり好きではないのだが・・・、
去年までは「夫婦50歳割引き制度」で2人で2200円で映画を観ていたのだが、今年、二人とも還暦を迎えたので「シニア割引き制度」だと一人ずつでも1100円で観られる様になったから、二人一緒に観に行く必要はなくなったのだが・・・。
題名が、父の会社であった「サニーデパート」と同じであるからこの「SUNNY」と言う名前には愛着があって、飼っていた犬の名前も[SUNNY]と付けたくらいなので、お付き合いするかと思ったのである。
観たら意外と面白かったのである。
時代は1995年の阪神淡路大震災の後、もうすぐ引退する安室奈美恵の曲が流行っていて、世の中に彼女のファッションを真似たアムラーと呼ばれたルーズソックス姿の女子高生たちが跋扈していた頃である。
1995年というと、バブルが弾けて、阪神淡路大震災やオウム真理教による地下鉄サリン事件が起こった年である。
ノストラダムスの大予言も大流行りしていて、世の中では終末論が盛んになり厭世感が満ちていた時代である。
この時代に高校生だった女子高生達が16〜18歳だったとして、あれから23年経って39〜42歳になった現在の姿が交錯していく展開だ。
観終わってから、妻と二人で街中で飲んだのだが・・・。
昔話になると・・・。
1995年は私が帯広青年会議所の副理事長だった年で、現在の「北の屋台」にも繋がる「国際環境大学構想プロジェクト」を担当していたのである。
妻は「貴方はJC、JCでほとんど家に居なかった。私は一人で3人の反抗期真っただ中の子供を育てて、貴方の不在の会社も切り盛りして、家庭も守って・・・」と言う。「言っている内に段々と腹が立ってきた・・・」と言う。
ありゃりゃ、何だか風向きが・・・。