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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2018-10-14-Sunday 小田和正

札幌で小田和正のコンサートがあった。

真駒内アイスアリーナで17:30からの開演である。

前日と今日の2日間の公演だ。

妻が小田和正の大ファンで、あの端正な顔を見に行きたいと云う。

私も、大学の受験勉強をしていた1975年頃には、ラジオでオフコースの「眠れない夜」を聞いて好きになっていたし、その後にオフコースの人数が増えた後の1982年の武道館コンサートのレーザーディスクも持っていて良く見ていたものだ。

小田和正のハイトーンボイスが好きであるし、カラオケでもよく唄っていたものだ。ただ・・・。

私には、小田和正の曲はどれも同じ様に聞こえて区別がつかないのだ。歌っている内に、別の曲と混同してしまうことがままあったので、いつしか歌うのを止めてしまったのであった。

私もLIVEは嫌いではないから、これまで、歌手のコンサートは、帯広に来た時には聞きに行ったものだったが、わざわざ札幌まで旅費や宿泊費を掛けてまで行くことはなかったのである。

それが、去年の私の2ヶ月間に及ぶ札幌での北大病院の入院以来、私の見舞いにカコツケテ、妻が、私を元気つける為と称しては、徳永英明や玉置浩二のコンサートを見に来たのである。

私も、入院中であったが、身体的には負担がまったく無い「陽子線治療」であったから、外出許可をもらって一緒に見に行ったのである。

それにスッカリ味を占めた妻が、コンサート好きになってしまい。ドリカムやら気志團やらのコンサートを見に行く様になったのである。

まぁ、私も好きだから良いのだけどね・・・。

真駒内アイスアリーナは、札幌オリンピックの前年のプレオリンピックの時に、アイスホッケーの試合を見に行った時以来行ったことがない。47年も前のことである。建物もかなり古くなっているようだ。

札幌駅から地下鉄南北線に乗って真駒内まで16分、乗客はどうやらほとんどが小田和正のコンサートを見に行く客の様である。早く着き過ぎたので会場まで徒歩で向かう。徒歩20分くらいの距離であるが、開場時間までははまだ時間がある。会場近くに六花亭の看板を見つけたので、そこで時間をつぶそうと思ったら、喫茶コーナーは満席で、客が並んでいる。皆、考えることは一緒である。これではどの道開場時間まで席は空くまい。店内で少し休憩してから会場に向かう。物凄い客数である。おそらく1万人以上は居るであろう。2日間もこの人数を満席にするというのはスゴイことだ。客の年齢層は50〜70才台。夫婦と思しき初老の2人連れの客も多かったが、圧倒的に60才過ぎの女性客が多い。

この世の中の経済は、おばちゃんパワーで回っていると実感した。

席は、アリーナ席の端っこ、ステージからは遠い、これでは見れないなぁ〜と思ったのだが・・・。

小田和正のサービス精神は大したもんである。会場には小田和正用の専用通路が設置されており、小田和正は歌いながら、この通路を何度も、何度も歩くのである。最初は端っこだと思っていたのに、私達の目の前に4度ほども来てくれて真近に見ることが出来たのであった。

82年の武道館コンサートのレーザーディスクの映像では、小田和正は35歳頃であるが、今回の様に会場を歩き回る訳ではなく、ステージ上に留まってピアノなどのキーボードを弾いて歌っているだけなのに、汗が顎から滴り落ちていたが・・・。

今回は、会場内を何周も歩き回りながら3時間(17:30〜20:30)も一人で歌い放しなのに、そんなに汗はかいていない様だ。風貌も体質も雰囲気もだいぶん枯れてきているのであろうか?

あのハイトーンボイスは健在である。2日連続で3時間も一人で歌うのは体力もさることながら、喉も相当に強くなければ出来ないことであろう。

素晴らしいコンサートで大満足であった。これが毎回満席にする要因なのであろうなぁ〜。