3年前の2015年に亡くなったので去年は3回忌法要を行ったが、今年はそういった年回りではないので祥月命日として自宅にお坊さんを招いてお参りをしたのだ。
10月31日と云うとハロウィンである。
テレビでは渋谷駅前の喧騒を映しだしていたが、3年前のこの日はまだこんな喧騒ではなかった。
いったい、いつから、ハロウィンにこんなバカ騒ぎをするようになったのだろうか?
ハロウィンの起源をテレビ番組でやっていたのを見たが、昔のヨーロッパのケルト人の風習であるそうな、日本で云うお盆みたいなもんで、祖先の霊を迎える儀式のようだ。
去年のアニメ映画の「リメンバー・ミー」みたいな感じらしい。祖先の霊を迎える時に、生きている人間も死者に扮して迎えるのが起源らしいのだ。
だから、ゾンビに扮するのはあながち間違いではないらしいが、コスプレでアニメの主人公などに扮するのは、まったくの勘違いであるらしい。
日本人は、他国の風習も、儲かるとか盛り上がるとかと考えると、すぐに導入するようだ。やがて、本来の風習とはかけ離れた行事になっていく。
バレンタインデーなんかもその典型であろう。ハロウィンがすっかり仮装大会みたいな感じである。
人間は、群集心理があって、大勢が集まるとバカなことをやるようだ。おまけに仮装しているから、匿名性が高まるのか、余計にばか騒ぎに拍車が掛ったようで、渋谷では酒を飲んで、車をひっくり返したりしたニュース映像が流れていた。
祖先の霊を迎えるなら、こんなバカ騒ぎは止めて、もっと厳かにしたどうなんだろうか?そのうちに罰が当たるぞ!