物忘れが激しいのだ。でもこれは、物忘れと云うよりも思い込みと云った方が適切なのかもしれない。
この1週間に高田崇史の小説「神の時空シリーズ」を読んでいるのであるが、どうも私の頭の中で話の辻褄が合わないのである。
読み終わった本を書棚に入れようとしたら・・・、読んだと思っていた「神の時空シリーズ」の1〜3巻が書棚に入っていないのである。
あれぇ〜、おかしいなぁ〜、高田崇史の小説はほとんど読んでいるはずなのに・・・、私が本を捨てるはずがないし・・・。
同じ高田崇史の小説に「QED」と「カンナ」というシリーズがある。
QEDシリーズには「鎌倉の闇」、カンナシリーズには「鎌倉の血陣」と云う巻がある。
「神の時空」シリーズの第一巻が「鎌倉の地龍」という題名で、同じ「鎌倉」と云う地名が入っているから、私はてっきり、このシリーズも読んでいると思い込んでいたのである。
だから、「神の時空」シリーズは途中の巻から読み始めたということになるのだった。
読んでいる内に、ストーリー上で、???と云う箇所が多数出てきたのである。
おっかしなぁ〜以前に読んだ内容を忘れちゃったのかなぁ〜、最近物忘れが激しいからなぁ〜、昔なら細部は忘れてもオオヨソのストーリーは覚えていたものだがなぁ〜と、感じながら読んでいたのだが、やっぱり何か変だなぁ〜と、本の最後に載っている 出版された本と持っている本の題名を照らし合わせてみたところ、やっぱり「神の時空シリーズ」の第1〜3巻は読んでいないことが判明したのである。
こうなると、心が落ち着かない。すぐに本屋に行って、文庫版を購入してきたのである。
結局、「神の時空シリーズ」は最初に4・5・6・7を読み、その後で1・2・3を読み、最後に8・9を読むと云う順番になりそうである。