自律神経失調症の耳鳴りやめまいなどで昨年から不調を訴える妻が、今日は少し具合が良いから気晴らしに映画に行きたいと云う。
キーンと云う耳鳴りが四六時中頭の中で鳴っているのは、かなりなストレスなんだと云う。そりゃそうだろうなぁ〜、しかし、私にはどうすることも出来ない。
安静にしていると、この耳鳴りがかえって気になるから、音がしている状況の中に居る方が気が楽なのだと云う。
普段は無口で、休日に静かに読書を楽しむ私を見ていると、気が滅入るのだそうだ。少しでも気が紛れるなら映画鑑賞は好きであるから一緒に見に行くことにした。
既に二人とも60歳を過ぎたので一人でも1100円の「シニア割引制度」が使えるが、いつも一緒に見に行くから「夫婦50歳割引制度」でもOK。一人分が1100円であるが、。およそ2時間を1100円で楽しめる気楽な娯楽は映画が一番である。
私達夫婦は年間で30本以上も映画を、映画館で楽しんでいる。
今回の映画は、大泉洋主演の「こんな夜更けにバナナかよ」である。大泉洋は最近売れているなぁ〜。北海道出身のチームナックスの他のメンバーも、下町ロケットなどにも出演しているし、道産子の役者が売れることは我がことの様に嬉しい。
映画館は、ほぼ満席であった。
ここ最近、この映画館に見に来た作品の中では、一番の入場者数である。
やっぱり映画館はこうでなくっちゃ〜。
例によって、映画のストーリーの詳細は、「マジックのタネ明かし」に通じるから、まだ見ていない人の為に書かないが、良い映画であった。
大泉洋の飄々とした演技が、主人公にピッタリと合っていた。
映画の舞台は札幌、私は一昨年、北大病院に2ヶ月間入院していたが、よく散歩をしていた病院隣接の北大キャンパスが映る。
よく知っている場所が舞台だと感情移入がし易いので、余計に親近感が湧いてくるなぁ〜。
とても良い映画であった。