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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-01-14-Monday 訃報

平成が終わろうとしている今年

昭和の一時代を築いた方々が相次いで亡くなられている。

兼高かおる(90)さんの「世界の旅」は、日曜日の午前中に放送されていたが、毎週とても楽しみにしていた番組であった。

子供の頃(昭和40年代前半)日曜の午前中はディズニーと世界の旅を見るのがとても楽しみであった。

海外旅行が高嶺の花であった頃に、海外の事情を紹介してくれるこの番組には憧れと羨望と好奇心があったのである。

いつかは海外旅行に行きたいなぁ〜と子供心にも感じたものであった。

兼高さんは150ヶ国を訪れたと云う。私も死ぬまでに、その四分の一くらいでも行きたいものである。

梅原猛(93)氏の死も残念である。

梅原氏の書いた「隠された十字架・法隆寺論」「水底の歌・柿本人麻呂論」は、高校生の時に読んで衝撃を受けた。

法隆寺は聖徳太子の怨霊を鎮魂する為の寺である。柿本人麻呂は刑死した等など・・・。

私の歴史の謎解き好きはここから始まっている。

まさに、頭の固い日本の歴史学会に衝撃を与えた新しい解釈であった。梅原史論から、新しい歴史学が始まったと言っても過言ではないだろう。まさに先駆者である。

初めて何かを行う先駆者と云うのはあらゆる意味で大変な存在なのである。タブーに挑戦する勇気と気概が必要であるからだ。それが確立された以降の二番目からは、それが当たり前になっていくから苦労は少ないのだが、今度は、それが当たり前になってしまうと第一号の苦労というのが忘れられていく運命にある。

私が、現在、夢中になって読んでいる新しい歴史の解釈をしている本の先駆者なのであるから、もっともっと梅原氏に敬意を表するべきであろう。

こう云う学者が今後もドンドンと現れて欲しいものである。

平成も終わりの年になって、次々と惜しい方々が亡くなるなぁ〜。これが時代の変わり目と云うことなのかもしれないなぁ〜。