テニスの試合を、テレビで最初から最後まで観たのは初めてである。
NHK総合テレビで観ていたのだが、18:45分近くになったら、テレビ画面に「サブchがどうのこうの」と訳の分からない文字が出て来た。
「サブch」って何だ?!
リモコンをあれこれやってみるが、よくわからない。何とかかんとかリモコンをいじくっている内にようやくサブchの見方が分かったのであった。そうかぁ〜、こんな機能もあったのか!どうやら私は、最近の機械の機能の10分の1も使っていないのであろうなぁ〜。
素晴らしい試合であった。
私も昔はビヨン・ボルグに憧れて硬式テニスをやっていたことがあったので、興奮して椅子から立ち上がり、サーブのまねごとをやったら、右のわき腹周辺の筋肉がピキッと音を立てて痛くなってしまった。急にやったら危険であるなぁ〜。
第一セットをフルセットからタイブレークを粘り勝ちして勝利したし、第2セットもマッチポイント(チャンピオンシップポイントと言っていたが)を3本分も握ったから楽勝するのかと思ったのだが・・・。
私が相手のクビトバだったらここで諦めるところであるが・・・。
相手のクビトバ選手の勝利への執念が素晴らしい!
およそ2年前(2016年12月)に自宅で強盗に襲われて、利き腕の左手に重傷を負ったと云う、そこからの復活だと云うのだから、すごい精神力の選手である。
クビトバ選手はこのマッチポイント3本を凌ぎ切って、逆に第2セットを奪ってしまった。
大坂選手の動揺、焦り、苛立ちが画面を通して伝わって来る。
あぁ〜こりゃ、流れが完全にクビトバの方に行ってしまったか!と、おそらく世界中のほとんどの観客が感じたのではなかろうか?そんな雰囲気であった。
しかし、大坂選手の精神力の成長は、自身が言っていた3歳や5歳なんてレベルのところから、一気に20歳くらいまで成長したのではなかろうか。第3セットは冷静に戦って遂に優勝し、世界ランクも1位になった。
これから日本ではテニスの一大ブームが起こるのであろうなぁ〜。
私も、去年生れた孫娘にテニスでもやらせて「おじいちゃんお誕生日おめでとう」と世界に向けて言ってもらいたいなぁ〜。