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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-02-17-Sunday ロサンゼルス2

古谷アナウンサーとの待ち合わせは新千歳空港08:30

2人とも早目に到着した。

新千歳空港発10:00−11:40羽田空港着のJAL便に乗り、成田空港へはリムジンバスで向かう予定なのであるが、機材のトラブルで1時間遅れの出発である。

羽田からのリムジンバスは渋滞に巻き込まれることもなく15時頃には成田空港に到着した。

昔はリムジンバスで行くと、成田空港の手前で一旦バスを停めて、警察官によるパスポートのチェックなどがあったから、そのつもりで用意しておいたのに、そのチェックは無くなっていたのであった。

成田空港のカウンターは空いていた。17:05発の飛行機であるから少し早く着き過ぎたのかもしれない。今回は4泊なので荷物も少ないから2人とも機内持ち込みの荷物だけである。海外の空港は荷物係が荷物を放り投げる乱暴な扱いをするからスーツケースが凸凹になってしまうので、なるべく預けたくないのである。

出国審査も機械にパスポートをかざして、鏡に向かって顔を映すだけでアッと云うまに終了。随分簡素で早くなっていたので驚いた。

免税品等の買い物も無いので、まっすぐサクララウンジに入る。成田のサクララウンジに入るのは初めてであるが、広いし、食べ物も美味しいし、快適である。機内食が苦手なので、ここで腹を満たしておくことにした。

朝の10時にアメリカに到着する飛行機に乗る時にジェットラグ(時差ボケ)にならないようにするには、行く時の飛行機内で、なるべく寝て行くことである。

席は、ビジネスクラスとエコノミークラスの間の新しく出来たプレミアムエコノミークラスである。四角い箱の中に入るビジネスよりも快適な感じがする。

乗ってすぐに腕時計を現地時間に合わせて、まずはビデオを1本観る。

機内食は断り、ワイン2本とアイスクリームだけをもらって、ビデオを観終わったら、睡眠導入剤を飲んで寝る。

途中、飛行機がやたらと揺れて、気持ちが悪くなって目が覚めた。久し振りの乗り物酔いである。

アイマスクを外さずに目をつぶったままなるべく強引に寝るようにした。

到着は予定よりも5分早く現地時間17日の09:55に到着した。一日得した気分であるが帰りは逆に一日損をするから同じことであるが・・・。

ロス空港の入国審査は物凄い人数である。以前よりはかなり簡素化されたがそれでも結構時間が掛る。出るまでに40〜50分位は掛ってしまった。

空港の出口では島田晴夫師が出向かえに来てて下さった。

私にとって神様のようなマジシャン島田晴夫師が空港まで出迎えに来て下さるなんて、それだけで恐縮モノなのである。

去年10月29日に帯広のマジック・ミュージアムをご訪問下さって以来の再会なのであるが、握手とハグで出迎えて下さり嬉しくて舞い上がってしまった。

空港の駐車場で島田師の愛車ジャガーに乗ってご自宅に向かうが、途中でスーパーマーケットに寄って、シャンパンとビールとおつまみを購入してから、ご自宅に入る。

ロサンゼルス空港からは車で10分ほど、高級ヨットハーバーがあるマリナ・デル・レイからも10分程度の閑静な住宅街の高級コンドミニアムがご自宅である。

フェンスで囲われた広い敷地内に3階建てのリゾートホテルみたいなコンドミニアムが十数棟も建ち並んでいる。プール2つにテニスコート、スパ、サウナ、ジム、クラブハウス等があって、駐車場は地下1・2階にある。庭は綺麗に整備され、リスなどが走り回って環境は抜群である。

まずはゲストルームに案内され、荷物を入れてから、再会を祝してリビングでシャンパンで乾杯。島田師は現在はお酒を止めている(昔は浴びる様に飲まれたとのこと)のだが、奥さんのキ—リーさんが不在だったので内緒で・・・。

見つかったらマズイと云うのでキ—リーさんが帰宅する前に、グラスを洗って棚に戻し、瓶は外のごみ箱に捨てに行って証拠隠滅・・・。

リビングには大きな2段の鳩小屋がある。鳩出しのアクトで使用する調教した鳩である。一番古いのは22年も飼っているとのことである。

その後で島田師の資料類と写真アルバムを見ながら説明を受ける。

島田師自身の生い立ちから、マジックにハマったいきさつ、引田天功さんとの出会い、天洋奇術研究所入り、石田天海師との出会いからデビューに8つ玉になったいきさつ、その練習方法(実演付き)、三越劇場でのデビュー、日劇チームとのオーストラリア公演、ディアナさんとの出会い、帰国後の活動、海外行きの決断、ディアナさんとの結婚のいきさつ、メキシコ行きからアメリカ行きまでのいきさつなど等、尽きることのない面白くて興味深い話が、ご本人から、ご自宅で直に写真を見ながらお話が聞けるのである。

島田師も乗って来て、鳩出しの話になった時には、鳩の調教の仕方に話が進んだ。すると実演して見せた方が早いと言って、奥に行って燕尾服を着て来て、ステッキを使ったベアハンド(直出し)の実演を何度も見せて下さったのである。マジシャンにとってこんなに贅沢なことがあっても良いものだろうか!これだけでも来た甲斐があったと云うものである。

島田師の鳩出しの、セットの仕方から、初期の頃から現在までの動きの変遷を何度も実演して見せて下さったのだ。私も大学3年生の時に発表会で鳩出しに挑戦した口であるが・・・。

世界一の鳩出しの演技をこんなに直近で見られて、しかも演技の細かい変遷を実演付きで解説して下さったのである。こんなに凄いことが初日からなのである。明日から一体どんなことになるのだろうか・・・。ワクワクしてしまう。

気が付いたらもう23時になっていた。キ—リー夫人も戻って来たのでお土産を渡してご挨拶。

さすがに我々も眠たくなってきたので、この日はここで終了して寝ることにした。

初日から、内容がものすごく濃い一日であった。