生涯学習講座の講師を務めてきた。
今日と来週の2回を担当することになっている。頼まれたテーマは「マジック」で、今日は「マジックの歴史」、来週は「マジック・ミュージアム」が主テーマで持ち時間は90分間である。
聴講生は皆さん60歳以上で、人数は20名。
「マジックの歴史」がテーマといっても、例によって私の講義は、脱線しまくりで「マジックとはなんぞや」を伝える為に、「錯覚」「思い込み」「先入観」などをマジックの実演付きで講義を行うのである。
聴講生の方々は、普段の話を聞くだけの講義とは違って、面白かったのだろう、熱心に聴講してくれた。
こうなると私のサービス精神が、ムクムクと盛り上がって来て、予定に無かった事まで披露して喜んでもらったのであった。
一番最後に、メンタリズムの実演を行ったのだが、7名の聴講生に前に出てもらって、小さな瓶の蓋を隠し持っている人を、表情を見ながら当てるということを行ったのであるが・・・。
メンタリズムであるから、タネは無しでマジックではない。だから百発百中ではないのだが・・・。
7名の中から持っていない人を5名までは順調に当てることが出来た。最後に2名が残り、さぁどっちだと云う場面で、最後の最後に間違えてしまったのである。
ところが、不思議なもので、これがかえって受けたのであるから面白いものだ。タネも仕掛けも無いことが証明されて、表情を読むことの難しさが分かってもらえたのであった。
さて、来週は失地回復をしなければならない。今度はマジックを準備して驚かせてみたいと思う。