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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2019-11-09-Saturday 北海道の

北海道のまちづくりについて

北海道に限らず、日本のまちづくりについては、全国共通な事として、少子高齢化への対応と云うことがあるだろう。

これは大都会においても避けて通れない課題である。

人口が増えていた時代と、減っていく時代とでは、ベクトルの向きが真逆なのであるから、当然ながら発想も180度変えなければならない。

人口問題は、10〜20年くらいでは効果は現れないから、今すぐ実行するとしたとしても、最低でも20〜30年後を想定したまちづくりを考えなければならない。理想から言えば100年後を想定したプランが望ましいと思うのだが・・・。

しかし、これが難しい。

私のように還暦を過ぎた人間では、30年後なんてもうこの世に生きていないからだ。

それに最近の科学技術の進歩には、まったくついていけない。

だから、20〜30歳代くらいの人間が、考えなければならないのだが・・・。これもなかなか難しいようである。

一方で、科学が進歩しても、人間の考え方の基本はそう変化はないと云うのが定説だ。2千年前のエジプトやギリシャの人達の考え方と現代人との間に、基本的な差は見受けられないと云う。

そうなると、基本的な「人間の幸福」とは何ぞや!ということをベースに考えていけば、科学技術が進歩しても、そうそう変化は少ないのではないかと考えている。

ここ最近の自然災害の被害の大きさを見るにつけ、人間が「住んで良い場所」と「住んではいけない場所」とがあるのだろうと思うのである。

科学技術や土木技術の進歩などによって、本来、人間が住んではいけない場所を無理矢理に開発して住んできたのではなかろうか?

自然の力は、人間の小賢しい知恵を上回る。

これから、人口が減っていくのだから、無理に新しく土地を開発する必要などはない。人間が住むのに適した場所に集中して暮らすように都市開発の基本設計を変えるべきだろう。

特に、北海道ならば、なるべく自然のままにしておく場所と人間が暮らす場所をハッキリと分けて、メリハリを付けるのである。こうすることで、インフラの整備も、補修も少なくすることが可能だ。自然環境を残すことで観光にも役立つ。

人間が集中して暮らすことで、病院、学校、商店なども成立する。

長期的スパンで考えるならば、これも可能な気がするのだが・・・。

きっと、また受け入れられないだろうなぁ〜。