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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2020-01-22-Wednesday 女性化乳房

昨日のブログに書いた「女性化乳房」のことで

多くのご心配のメールをいただいた。ご心配下さりたいへんありがとうございます。

詳しく説明すると「女性化乳房」とは、男性なのに乳腺組織が肥大することで、正式には「真正女性化乳房」と言われる。

女性化乳房には、肥満などによって乳房の脂肪が増加するものの乳腺組織の肥大はみられない「偽性女性化乳房」というものがあって、こちらは痩せれば元に戻るらしいが、私のは真正女性化乳房の方で、一旦膨らんだ乳房は不可逆的なのだと言われたのである。

つまり痩せても元には戻らず、元に戻すには手術で乳腺組織を除去するしか方法がないのだそうだ。

前立腺癌の治療方法には多くの選択肢がある。

前立腺の「全摘出手術」「放射線療法」「内分泌療法」などがあり、それぞれメリットとデメリットがある。

60歳以上の男性の70%以上に、癌や肥大症など前立腺に何らかの異常が生じるというのだが・・・、前立腺癌は進行速度が遅い癌なので、高齢者には治療を施さないでただ経過を見守るだけという方法もあるほどなのだ。

私の場合は、前立腺以外には転移が認められなかったが、癌の顔つきが悪い性質の癌だと云うことで、先端医療である「陽子線治療」(放射線科)と「内分泌療法(ホルモン療法)」(泌尿器科)を同時に施すことになったのである。医療の素人である私には、どちらの治療法がどれだけどう効いたのかはまったく分からないが、一応、前立腺癌は消滅をしたのだと云う。

前立腺の全摘出手術には尿漏れの後遺症があるので、この年齢でオムツをするのは何としても避けたかった。それに較べたらホルモン療法の副作用はたいした事がないと高を括っていたのであるが・・・。

しかし、ホルモン療法の副作用としての女性化乳房が顕著になってきたということだ。

日本には前立腺癌患者の親睦会があって、自らの闘病生活や後遺症などの苦労話などを一般にも公開しているのだが、私と同じように女性化乳房に悩んでいる患者の話が載っていた。

周りの目が気になって銭湯やプールに行けないというのが多いのだが、私も最初は大して気にもしていなかった。

お腹にも脂肪が溜まっていたので小柄な相撲取りみたいな体型になったから、見た目にはただのデブ体型でそれほど胸の膨らみが気にはならなかったのだが・・・。

しかし、運動をすると胸が揺れて痛く感じる様になったのである。不思議なもので一旦気にし出してしまうと、今度はどうにも気になってしまうものなのである。歩くだけでも胸が揺れて痛いのだ。現在は、胸が揺れない様にと、あれこれいろいろと試している最中なのだが・・・。

そんな中でブラジャーをするのが一番楽なことが分かったのだが、着けるとどうしてもおっぱいが強調されて、服の上からでも膨らみが分かってしまう。

上手く誤魔化さないと髭面のおっちゃんがブラジャーをしているなんてことになると、女装癖があるとか、変態ではないかと思われてしまうのではと心配になる。

小島功の大人向けの漫画に「ヒゲとボイン」という題名のがあったが、これは「ヒゲ」が男性を象徴し、「ボイン」は女性を象徴した題名であったが・・・。私は一人で両方を・・・。

冬は厚着をしているからまだ上着などで誤魔化せるのだが、これから春になって薄着になったら・・・、そこが悩みの種なのだ。

年を取った人の中には、お爺さんなのか、お婆さんなのか、外見だけでは性別不詳の人が大勢居るが・・・。

私ももう開き直るしかないのかなぁ〜。