書いた21日の私のブログに対しての意見をいただいた。
「特措法45条に法律的根拠がある」とのことであるが・・・。
特措法45条「改正新型インフルエンザ対策特別措置法」に基づき緊急事態宣言が発令された都道府県の知事が施設や店舗に対し、感染拡大防止のため休業を要請・指示できると定めた条項。現在出ている休業要請は同法24条に基づくと説明されており、一般的な規定として団体・個人に「必要な協力」を要請できると定める。
同45条は、施設の管理者や催し物の主催者に対し、知事は使用や開催の制限・停止を要請できると明記。応じない際は改めて指示できることや、施設名などを公表することを定めており、より強い効力があるとされる。
確かに・・・。
「要請」はあくまでもお願いなのであるから、それに対応する言葉は「 応じる」「応じない」であろう。
一方「指示」ならば命令に近い表現であるから、それに対応する言葉は「従う」「従わない」であろう。
しかし、昨日の政府の説明では、こう云う理解は出来なかった。
「要請」に従わないとしか言っていない。これでは日本語のセンスが疑われる。お願いに従わないなんて表現は上から目線であり、ありえない表現である。
「要請」に応じない企業に対して、次の段階として「指示」を出して、それでも従わなければ、企業名を公表すると言うなら理解出来る。
「要請」と「指示」を同列に扱っては誤解の元である。