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観光カリスマ
坂本和昭のブログ


■2020-05-25-Monday 具体策を・・・

営業自粛が解除された後もソーシャル・ディスタンスを保持せよ!

との新生活様式のもとで、既にチケットの販売が行われているコンサートや演劇などの実施は一体どうするのであろうか?

例えば、とても人気のある歌手のコンサートの予定が7月初旬に予定されているとしよう。

会場は3000人収容の大劇場でチケット代は平均8000円としよう。既にチケットは販売されていて、即日完売の大人気であったとしよう。

自粛が5月末には解除されたがSDを保持するためには、席数を半分以下にしなければならないと云う。東京ならステップ3になれば、1000人以下のコンサートなら開催OKだと云うから3分の1のチケット購入者しか入場出来ない。

3000枚完売のチケットで、どうやって席数を半分や3分の1に減らすことが出来るのだろうか?

くじ引きで、半分もしくは3分の2の方は入場出来ません!なんてことが果たして可能なのか?くじに外れたファンは、それで納得するのか?

公平にするなら中止にするしかあるまい。

興行的に考えても、2千4百万円の収入が、8百万円に減って、会場費やスタッフや歌手へのギャランティがそれで払えるのであろうか?

1回だけ我慢して実施するかとなっても、歌手側から見ても、3分の1しか観客が居ないスカスカの会場で歌って盛り上がるだろうか?観客側も隣席が空いていてファンの連帯感や興奮が出来るのだろうか?

エンターテインメント業界に関わったことのない経済人は、SDで新しいスタイルを構築する時代になったと戯言を言っているが、そんなことは妄想にしか過ぎない。

具体的にSDを保持しながらも可能なエンターテインメントの開催方法を明示してもらいたいものである。

ここまで書いたら、テレビの速報でプロ野球が6月19日から、無観客試合で開催するとのニュースが流れたが・・・。

無観客試合って、何かの罰則だったんじゃなかったっけ?

今はまだ、新生活様式って言葉を面白がっていろいろとチャレンジしている企業もあるのだろうけど・・・。

続けるのは無理だから!・・・